電気代が0円になる！？1万円まで無料という「タダ電」は怪しいのか？申し込んでみた

電気料金の値上ラッシュの中、2023年5月29日に電気代が1万円まで０円になるという「タダ電」というサービスが登場しました。「0円」のインパクトに惹かれて申し込んでみました。

１、「タダ電」とは

タダ電は、2023年9月1日より料金改定されます。10,000円まで無料→6,500円まで無料に変更となります。

「タダ電」は、電気代が毎月~~10,000円~~までタダ（無料）になるという電力会社。~~10,000~~円を超えた場合、超えた部分には電気代が発生します。

切り替え工事や費用も不要。申込みは専用のアプリをダウンロードし、必要情報を記入するだけ。数分で申込みできます。また基本料・解約手数料も無料。契約期限に制限もありません。いつでも無料で解約が可能です。

商品である「電気」については

なお、送電の仕組みやインフラも地域電力のものを使用していますので、電気の品質が落ちたり、停電が多くなることもありません。今まで通りの仕組みを使用していますので安心してご利用ください。

とのことなので、問題なさそうに見えます。

めちゃくちゃオイシイ話に思えるけど、大丈夫なの？

「タダ電」運営会社は、（株）エスエナジー。2020年7月17日に設立された会社で、事業内容は新しいエネルギーサービスの企画・開発・運営となっています。「タダ電」のほかにも、ビットコインが貯まる「ビットでんき」や電気代の5%がLGBTQ支援団体へ寄付される「LGBTQでんき」なども取り扱っています。

カワリダネの電気を取り扱っている印象。すでに他の電気サービスも提供している実績があり、今回が新規ということではなさそうですね。

「タダ電」の電気量料金は1kWh＝65円です。

我が家の5月の電気使用量は155kWhだったので、65円✖️155kWh＝10,075円となります。

「タダ電」は単価が３倍ぐらいで高めです。

実際他社で契約している5月分の電気代の請求金額は3,550円。現在契約している電気会社から請求される金額と「タダ電」の1万円は、単価が異なるので比較できません。注意が必要です。

ちなみにアプリのレビューに公式サイトに単価の情報の記載がないという情報がありましたが、サイトの下部にある「重要事項説明」に料金等の詳細情報は掲載されていますので、確認してみてください。

「タダ電」はアプリをインストールし、そこから申し込みを行います。ただし現在アプリはiOSバージョンのみです。

１、アプリをインストールする

２、アプリを開き「はじめる」をタップ

３、右下にある「お申し込みはこちら」をタップ

４、「いますぐ申し込む」をタップ

５、お客様情報の登録　内容を入力したら「すべての約款〜ポリシーに同意する」にチェックを入れて「完了する」をタップ

６、電話番号の確認　電話番号を入力して「認証コードをSMSで送る」をタップ

７、SMSに届いた認証番号の入力

これで申し込みは終了です。5分もあればサクッと完了できます。あとは業者間での手続きが終了するのを待つのみです。

「タダ電」は解約違約金も契約の縛りもないので、いつでも解約できるとしています。具体的な解約方法もチェックしておきます。

１、一番右にあるニコちゃんマークのタブをタップして「お客様情報」を開くと「解約する」という欄が用意されています。

２、次に希望解約日を入力。１週間後からの日にちを選択できるようになっているので、解約したい日の１週間前には手続きをしたほうがよさそうです。

実際に契約スタートして6日が経過しました。タダ電のアプリはシンプルですが、どこまでがタダなのか、視覚的にわかりやすいグラフになっています。

1日のなかで多く電気を使用する時間帯もわかります。

現在の電気使用量が153kWh以下の人、もしくはそのあたりの電気使用量で節電に励みたい人。「0円」のインパクトは大きいので、節電へのやる気がおきるかもしれませんね。