ドコモ「みえる電話」終了後に使える電話字幕の代替サービス

NTTドコモは「みえる電話」を2024年3月29日15時に終了することを発表しました。

ドコモの「みえる電話」とは

ドコモの「みえる電話」は、通話相手の声が聞き取りづらいと感じている人向けに、通話相手の音声をリアルタイムで文字に変換するサービスです。

「みえる電話」の特徴
  • リアルタイムに文字変換(話し終わるのを待たずに順次リアルタイムで文字に変換される)
  • 入力した文字を音声再生(話したい内容を文字入力すると、通話相手に音声で伝えることができる)
  • 簡単操作(いつもの電話と同じ操作と数回のタップで利用可)
  • 24時間ご利用可能
  • 文字変換結果を見返せる(最大10件まで履歴が残る)

この「みえる電話」は無料で利用できていましたが、サービスを終了することになったとのこと。

サービス終了後は履歴コピー操作ができなくなるため、必要に応じて、履歴を事前にメモアプリなどへ保存することをすすめています。また、サービス終了後はアプリは自動削除されないので、スマホ上には残りますが、利用できません。サービス終了後は、手動によるアンインストールが必要です。

「みえる電話」の代わりになるサービス

便利に使っていた人にとってなくなるのは不便です。そこで代替サービスとしてドコモが紹介しているもの3つは下記のとおりです。

「Google Pixel」の「自動字幕起こし」機能(Google LLC)

Googleが提供するサービス。1 回タップするだけで、自動字幕起こし機能により、デバイスが検出した話し声に自動的に字幕が生成されます。動画やポッドキャストなどのメディア、通話、ビデオ通話、音声メッセージで利用できます。使用量は無料。

ただし、通話の字幕機能は 「Google Pixel 」でのみ利用可能となっているので、スマホを「Google Pixel 」に買い換える必要があります。

最新機種は高いという方には、1つ前のモデルを格安スマホの「IIJmio」でみつけました。下記のボタンよりサイトへ行き、上部のタブ「端末・セット」→「中古Androidスマホ」を順にクリックするとPixel 一覧が見られます。未使用品もあります。

「字幕電話サービス」(株式会社アイセック・ジャパン)

聴力が衰えた高齢者や中途失聴者、難聴などの方々の電話利用をサポートするため、人とAI(音声認識システム)のハイブリッド『字幕電話サービス』を提供しています。利用時にオペレーターかAIを選ぶことができます。ただし、有料のサービスです。

  • 初期システム設定費用:990円(申込み初回月のみ、解約時に返却されません。)
  • 月額基本料金:990円(月の途中登録の場合のみ加入月は無料)
  • システム利用料:1回10分まで99円(10分を超えるごとに99円を加算)

「電話リレーサービス」(一般財団法人日本財団電話リレーサービス)

電話リレーサービスとは、聴覚や発話に困難のある人(以下、きこえない人)と、きこえる人(聴覚障害者等以外の人)との会話を通訳オペレータが「手話」または「文字」と「音声」を通訳することにより、電話で即時双方向につながることができるサービスです。

24時間・365日、双方向での利用、緊急通報機関への連絡も可能となります。ただし、こちらも有料のサービスです。

・月額料ありプラン ※通話料はいずれも1分あたり
 月額料1番号あたり 178.2 円(税抜 162 円)
 固定電話着 5.5 円(税抜 5 円)
 携帯電話着 33 円(税抜 30 円)
 緊急通報、フリーダイヤル 無料

・月額料なしプラン ※通話料はいずれも1分あたり
 固定電話着 16.5 円(税抜 15 円)
 携帯電話着 44 円(税抜 40 円)
 緊急通報、フリーダイヤル 無料

 

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