シニアの「通話中心のスマホ料金プラン」の選び方
スマホの世界は日々進化し、シニアの方々にとっても欠かせないツールとなりました。しかし、スマホの機能が多すぎて、「通話のみでいいのになぁ」「ガラケーのほうがよかった」と感じている人もいるかもしれません。
スマホの料金は「データ量」で料金プランが設定されています。「通話」はそこにつけられるオプションとなっているところが多いです。
つまり、通話中心の人は、データ容量が多くなくてOK。通話中心の無料通話がついたスマホプランやシニア向けのプランを選ぶとお得です。
シニアのスマホ選びのポイント
シニアにとって最適なスマホ選びでは、まず、使いやすさが大切です。特に、はっきりと文字が見やすいこと、触れたときの反応が良いことが重要です。また、長持ちするバッテリーと頑丈なつくりも、日常的に使う際に安心できます。
通話重視のユーザーに最適な機能
通話中心でスマホを使用するのなら、通話品質が良く、操作が簡単なことが大事です。周りの音を抑える機能や音量を大きくできるスマホが適しています。また、何かあったときすぐに助けを求められるSOS機能や、簡単に連絡できるショートカットキーがあると安心です。
しかし、通話機能だけあればいい、ということであれば、多くの機能は不要です。1万円以下のスマホ端末でも、問題なく通話はできます。
「通話メインで利用する」料金プランの選び方
音声通話をメインでスマホを利用する際の料金プランの選び方にはいくつかのポイントがあります。
通話料金プランの確認
通話を主に利用する場合、通話料金がどのように計算されるかを確認しましょう。かけ放題の通話オプションには5分以内、10分以内の通話が無料、または24時間かけ放題プランなどがあります。
データ通信の必要性の確認
通話のみを利用するといっても、データ通信は不要というわけではありません。たとえば「LINE」のアプリを使うと、友達や家族などの相手と通話する場合は通話料がいつでも無料です。しかし、LINEはデータ通信を利用しての通話なので、データ通信プランが必要になります。
キャリア、料金プランの選択
国内の大手キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)およびそれらのサブブランド(ahamo、UQ mobile、povo、Y!mobile、LINEMOなど)や独立したMVNO(イオンモバイル、mineoなど)から選ぶことができます。各キャリアには特徴があるので、サービス内容やサポート体制も比較して選びましょう。
サービスの利便性
サポート窓口があるかどうかも重要です。対面式でサポートがうけられることは、不慣れなスマホ初心者にはトラブル発生時には有難い存在です。シニアの方々にとっては、サポート体制が手厚い方が安心です。
実店舗があり、相談できるのは、NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル、Y!mobile、イオンモバイルなど。
残念ながら大手キャリアのサブブランド(ahamo、UQ mobile、povo、LINEMOなど)や独立した格安スマホ(MVNO)はネット専用なので、問い合わせはチャット形式のところが多くなっています。
電話中心「かけ放題オプション」をつけた各社の料金比較
24時間電話かけ放題のオプションをつけたときの、各社の料金比較です。
回線 | 基本料金 | かけ放題をプラス したときの料金 | 最安値 料金 | |
---|---|---|---|---|
楽天モバイル | 楽天 | 1078円~ | 込み | 1078円 |
mineo | ドコモ/au/SB | 250円~ | 1210円 | 1460円 |
イオンモバイル | ドコモ/au | 803円〜 | 1650円 1210円(60歳以上) | 1210円 |
povo2.0 | au | 0円 | 1650円 | 1650円 |
日本通信SIM | ドコモ | 290円~ | 1600円 | 1890円 |
HISモバイル | ドコモ | 290円~ | 1480円 | 1770円 |
NUROモバイル | ドコモ/au | 1870円~ | 込み | 1870円 |
ドコモ irumo | ドコモ | 550円~ | 1980円 | 2530円 |
LINEMO | SB | 990円~ | 1650円 | 2640円 |
mineo(マイネオ)の250円料金プランは「スーパーライト」で通信速度は最大32Kbpsというものです。povoのトッピングなし0円状態でも通信速度は送受信最大128kbpsなので、比較してもかなり遅いだろうことは予測できます。まさに通話中心で時々メールという人向けです。
比較してみると、あらためて楽天モバイルの良さがわかります。RakutenLinkを使用するという条件がありますが、相手が固定電話でもOKなので、とてもリーズナブル。いろいろ乗り換えてきましたが、現在私も楽天モバイルに戻りました。通話料を気にせずに電話もできるので、とっても重宝しています。
シニア向けスマホの選び方
使いやすさを重視したモデルの紹介
シニアにとって、スマホは直感的な操作性とみやすさが重要です。
シニアのスマホといえば、ドコモのらくらくスマホがトップでしたが、残念ながら、2023年の5月に生産を停止してしまいました。
現在シニア向けのスマホとしての最新機種は「かんたんスマホ3」で、ソフトバンクとワイモバイルから販売されています。
iPhoneをらくらくスマホ風にして使う
シニア向けの機種でなくても、シニア向けに変更してスマホを使うことができます。
たとえば、昨年、iPhoneをらくらくスマホ風にする仕様が追加されました。画面をシンプルにして、間違って余計なボタンをタップしたりしないように変更できます。
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