スマホで決済できる「なんとかPay」「〇〇Pay」を調べているうちに、その背後に見え隠れする「信用スコア」の影。
信用スコアについて調べてみました。
信用スコアとは
「信用スコア」とは、その人の社会的な信用度を数値化したもの。
現在中国では、この「信用スコア」がひろく用いられています。
その結果、信用スコアが高ければ、ローンの金利が優遇されたり、逆に低ければ公共交通機関の利用が制限されたり。
中国において、この信用スコアを導入したサービスでは、レンタルモノがきちんと返却される率が高まったというデータも。これはユーザーが信用スコアの数値を上げようとするため。ユーザーが自発的にきちんと返却するよう行動するようになるそうですよ。
基準となる信用スコアを決めるのは
中国社会での信用スコアで影響力があるのは、アリババ(Alibaba)が展開する「芝麻信用」と、テンセント(Tencent)の「テンセントクレジット」だそうです。
「芝麻信用」は、アリババグループが展開する電子決済サービス「Alipay」と連携し、その決済情報をもとにしているとのこと。
また「テンセントクレジット(騰訊征信)」という信用スコア は、メッセンジャーアプリ「WeChat」の会社。
日本では…
日本では、ヤフー、docomo、Line、メルカリなど、信用スコア事業を推進していくことを表明しています。
信用スコアは融資の際には、今までもつかわれていましたが、今後は融資の有無に限らず使われる日が日本でもくるのでしょうか。
たとえば、飲食店予約を無断キャンセルしたり、フェイクnewsを流したり、嘘のレビューを投稿したりすることを防げるのでは、という考えもあります。
いい面もありそうですが、自分が数値化されるって、とっても抵抗があります。
2019年は信用スコア元年?
「〇〇Pay」は、消費税アップのタイミングに合わせて、乱立しはじめたのかと思っていたら、その思惑はもっと深いところに。2019年は「信用スコア元年」としている記事もあり、今年のひとつのキーワードになりそう。
今後もこの「信用スコア」から目が離せませんね。
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