27日のTV番組「ジョブチューン~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!」にLINE役員が出演し、LINEが流出することは「仕組み上ない」と断言しました。
LINE内容流出事件
まずは、「LINE内容が流出することはない」と、役員がTVで発言することとなった事件の概要。
これは、ベッキーとゲスの極み乙女。の川谷絵音の不倫疑惑騒動にからんできます。
この疑惑の発端となったのが、LINEでのやりとり。ベッキーと川谷がLINEでやりとりした画面が 文春1月7日発売号に掲載されました。
LINEの画像キャプチャーが、1回のみなら、本人のスマホを使って盗み見たとも考えられるのですが、文春に掲載された後も、盗み見は続いています。
そこで「クローンiPhone」疑惑が登場しました。
「クローンiPhone」を作ると、別の人のiPhoneで、本人のやりとりと同じものが表示されることが、ネットでも数多く実証されています。
LINEが公式に「ある」と認めた「クローンiPhone」
この事件をきっかけに、「LINEは、やばい」という風潮になり、ついにLINEも公式見解を出さざるを得なくなりました。
その公式見解では、「これらすべての条件を満たした極めて限定的な状況下にない限り、起こりえません」としていますが、逆に言えば、下記の3つの条件を満たしていれば、盗み見もあり、と認めたことになります。
1、アクセスの対象となるiPhone端末を物理的に保有し、当該端末の認証パスワードがわかっていて、パスワード解除ができる状態であること
2、PC(Windows/Mac)で、iTunesアプリケーションを使ってPCとiPhoneをつないでバックアップ操作を行うこと
3、さらに、別のiPhone端末を用意し、当該端末のバックアップデータを展開し、LINEアプリを起動できた場合
「クローンiPhone」というワードは使っていませんが、上記の3条件とは、一般的に言われている「クローンiPhone」のことをさしています。
この時も、これは、iPhone側のバグで、LINEの責任じゃないのよ~というスタンスでした。
2/22のアップデートで行われたLINEの「クローンiPhone」対策
2/22のアップデートで、この「クローンiPhone」に対するものと思われる対策が実施されました。
今までのLINEの主張は
LINEは、1つのアカウントにつき1台のスマートフォン端末でのみ利用いただく仕様となっており、同一アカウントに複数のスマートフォン端末から同時にアクセスし、第三者がユーザー情報やトーク内容などを閲覧することは基本的にできません。
ということでした。
しかし、このアップデートのお知らせの中に
一方で、iPhoneおよびiTunesの仕様上、以下の条件をすべて満たした限定的な状況下、複数のスマートフォン端末からアクセスが可能となっておりました。この点について、本日公開したLINE iPhone版(ver5.10.0)より仕様を変更し、新たに該当の操作を行い、複数のスマートフォン端末からアクセスすることが不可能になりました。
とあります。
「限定的な状況下、複数のスマートフォン端末からアクセスが可能となっておりました」
えっ!?
できてたんかいっ!
でもって、
「複数のスマートフォン端末からアクセスすることが”今から”不可能になりました」
…
LINE側でも、対策とれたことなの?
ってことは、今まで、やってなかったの?
LINE役員は、「流出は仕組み上ない」とは、言っていますが、
正しくは
仕組み上、流出することがあり、対策が取れるのに、対策してなかったので、今やりました。
じゃないですかね?
LINE側は、流出が起きることを予見することはできず、流出してから対策したわけで。
今後もLINE側の想定外の流出が起きるかもしれませんね。
LINEの内容が第三者に見られないようにするには、
パスワードの管理をきちんとしましょう。
スマホ端末の管理をきちんとしましょう。
アップデートをしましょう。
と、LINE側は言っています。
ごもっともなことですが、最後に、もれてはいけないもの、大切なものは掲載しない。
これが、一番の自己防衛かもしれませんね。
【仕様変更】iPhoneおよびiTunesの仕様を用いた、複数スマートフォン端末からの同時アクセスについて
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