「1か月の電気代200円以下」「ガス契約をしない」という原始的な生活スタイルを送っている「稲垣えみ子」さんの密着取材が
4/3情熱大陸で放送されていました。
「稲垣えみ子」さんプロフィールと電気を使わない生活スタートのきっかけ
稲垣さんは51歳の独女。3ヶ月に1度美容院で、6時間かかって完成させるというアフロヘアが超個性的。
一橋大学を卒業後、1987年朝日新聞に入社し、記者・社会部デスクを経験。編集委員として書いた「電気をほとんど使わない生活」コラムが話題になり、一躍有名人に。
今年1月に朝日新聞を退社し、築45年のワンルームマンションにお引っ越し。電化製品は使わず、1ヶ月の電気代は200円代。ガスは契約せず、水道も1ヶ月1立方メートルほどしか使用しない生活で、目指すのは「江戸時代の人々のような暮らし」なんだとか。
冷蔵庫は、もちろんなく、食材はベランダで干して保存。自家製の梅干し、ぬか漬けなどをフル活用し、カセットコンロを使って1日2回自炊。お風呂は、2日に一度の銭湯通い。
こんな生活を始めたきっかけは、東日本大震災。あの震災で、人はどれだけ電気を使わずに生活できるのかを考え始め、超自然な生活スタイルを実践してきたそうです。
終末期に向けて、捨てることに慣れる「稲垣えみ子」さん的生き方
その節約スタイルにも、学ぶべきところはあったのですが、なにより「人生の終わりに向けて、捨てることに慣れていく」という一言が、ズシリと響きました。
今、私の、漠然とした、一番の恐怖は
家族を失うこと。
いつかは、死を迎えるので、必ずそのときは訪れます。
家族の死は、捨てることではありませんが、
「人生の終わりに向けて、捨てることに慣れていく」と、こころの置き所が、見える風景が、少しずつ変わってくるかもしれないと思います。
失うことを怖がらない
捨てることに慣れる
「いかに失わないか」を考え、守ることを主体にしていることが、当然だと思っていたので、プチカルチャーショックです。
なかなかできそうにありませんが、心の片隅には、この志向を置いておきたいと思います。
そして、さらに彼女は、50代できっぱり退社しちゃったところもすごいです。
今の肩書は「フリーランサー」
再就職は困難をきわめる50代。会社を捨てることに大きな不安を抱えて、やめきれずにいる50代がどれほどいることか。
その行動力に脱帽です。
今はまだ、余裕の生活を送っているようですが
年金をもらえるまで15年。
10年後の彼女の生活がどうなっているのか、知りたいところです。
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