週末になると、多くの若者が集い「老いてからも生き生きと、ハリのある生活」を実現したシニアの2人の女性。
ルーマニアで携帯会社のボーダフォンが、試験的に試みた「Sunday Grannies」をご紹介します。
ボーダフォオンが行った「Sunday Grannies」
ルーマニアでは75歳以上の高齢者のうち、約4割が一人暮らし。
お年寄りを社会から孤立させないための対策が課題となっています。
そんな背景もあり、高齢者の孤独を防ぐシステム作りを目指して、携帯会社ボーダフォンが試験的施策を試みました。
ボーダフォンといえば、ソフトバンクになる前に、日本でも事業展開していた、携帯電話会社。
その会社がバックアップのもと、2人の夫を亡くした料理好きなシニア女性が、FaceBookを通じて、独り暮らしの学生たちに、日曜日の午後、二人の家に昼食を食べにくるよう呼びかけたところ、学生たちから次々と参加の書き込みが寄せられ、週末になると小さなアパートに多くの若者が集うようになったとのことです。
これは、ニュースで取り上げられ、2人の料理番組まで制作されたとのこと。
SNSのメリットが生かされた成功事例ですね。
しかし、やはりボーダフォンという大企業がバックアップしていたからこそ、成功していたともいえそうです。
というのも、個人でも、できないことはありませんが、システムを知り、相手を選ばないと、シニアを狙う罠にかかってしまう可能性もあります。
日本でも、ドコモや郵貯などが高齢者見守りシステムを構築しているようですが、見守りだけではなく、その先の生きがいを作るシステム。
こういった取り組みを、ぜひ検討してほしいと思います。
参照記事:シニアのスマホ売上が約8割も増加!SNSで高齢者と若者が交流する仕組みを生み出した、東欧Vodafoneの素敵な取り組み
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