豊かな老後を過ごす家として、高齢者向け住宅がいろいろ進化していたので、まとめてみました。
サービス付き高齢者住宅とは
サービス付き高齢者住宅とは、バリアフリーなど、高齢者に配慮した住宅と、高齢者の安否確認&生活相談サービスが提供されている賃貸住宅。
国土交通省と厚生労働省がそれまで別々に行ってきた施策と補助金を2011年から一本化したときにスタートしたもの。
サービス付き高齢者向け住宅には主に3種類あります。
拠点型サービス付き高齢者向け住宅
集合住宅型のサービス付き高齢者向け住宅に、介護サービスをプラスしたもの。
分散型サービス付き高齢者向け住宅
複数のサービス付き高齢者向け住宅を、1つの拠点で対応するスタイル。高齢化が進む団地や空き家などの有効活用が可能となります。
街型拠点型サービス付き高齢者向け住宅
新たな街としてサービス付き高齢者向け住宅を中心にコミュニティを形成するスタイル。入居者同士の支えあいや地域との交流で、社会参加がポイント。
それではどんなところがあるのか、見てみましょう。
ゆいま~る那須
12年にオープンしたサービス付き高齢者向け住宅。
木造の住宅群で、自分たちでできることを登録し、役務の提供はハウス内の通貨でも可能。
HPの写真を見ると、皆さんがとても生き生きしているのがわかります。
シェア金沢
サービス付き高齢者住宅のほか、学生向け住居、児童入所施設などがあり様々な年代の人が集まります。レストランやバー、そのほかの店舗、天然温泉などもある「街」です。
町田ヒルズハウス
桜美林大学が所有する敷地内にできるサービス付き高齢者住宅。事業を担うのは、桜美林大学が出資するナルドとゆいま~るシリーズを手掛けるコミュニティネット。大学との連携で生涯学習や学生との交流も。
世田谷中町プロジェクト
サービス付き高齢者住宅と、70年の定期借地権付き分譲マンションが併設。世田谷中町の約1万坪の広大な敷地に様々な年代の人が交流できる住環境として東急不動産が手掛ける「分譲マンション」と「シニア住宅」の複合プロジェクトです。
住み替え時の公的支援制度「マイホーム借り上げ制度」
50歳以上の人を対象にしたマイホーム借り上げ制度。
持家を終身で借り上げてくれ、3年の定期借家契約で入居者に貸し出してくれます。
空き家になっても、最低保証家賃が支払われ、国の基金による債務保証もあるので、サービス付き高齢者住宅への移住を考えるときに検討したい制度です。
調べながらHPを見ていると、どこもとても楽しそう。高齢者向け住宅はこんなにも進化していたのですね。見学会が告知されているので、休日に回ってみるのもいいかも。
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