セガがopenした「シュミカツ!」がイマイチすぎる。シニアより売り手のニーズを優先したサイト?

セガゲームスは3月30日、シニア向けのウェブサービス「シュミカツ!」をオープンしました。

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「シュミカツ!」は、シニアに人気の趣味である6ジャンル「旅」「健康」「園芸」「グルメ」「鑑賞」「学び」をメインとしたウェブサービスです。

「シュミカツ!」の概要

主な内容は、各ジャンルの情報を掲載する「情報ポータルページ」と、趣味活動を記録できる「シュミロク(趣味録)」機能です。

「シュミカツ!」情報ポータルページ

記事は、提携先企業から提供されたもの。

「しおり」機能によって、お気に入りの記事をマイページに記録できます。

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シュミロク(趣味録)

趣味の記録を日記のように残しておけます。

また、記録した情報は蓄積され、統計情報として全体傾向とユーザー自身の傾向を比較できるとのことです。

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「シュミカツ!」キャンペーン実施中

JTB旅行券10万円分などが当たるオープン記念キャンペーン実施中です。

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応募方法は、まず、シュミカツ!に会員登録し、

  1. キャンペーン特設ページにある「応募する」ボタンを押す
    ※画面左にある「ポイントと賞品を交換」バナーを押しても進めます。
  2. 応募したい賞品名、又は、「詳細を見る」を押す。
  3. 記載されている賞品内容、プライバシーポリシーを確認の上、「プライバシーポリシーに同意して申し込む」ボタンを押す
  4. 確認メッセージが表示されるので、確認して、「申し込む」ボタンを押して応募完了。

応募期間は5/31まで。

「シュミカツ!」に登録してみた感想

どんなサイトなのか、中身を見るために登録してみました。

感想は

使いたいとは思わない

では、どうしてそう思ったか、理由を列挙してみます。

ユーザー同士の交流ができない

みんながどんなことをやっているのか、マクロ(全体)での数字が見られることがひとつのウリとなっています。

しかし、自分の周りの友人・知人ならともかく、全体の数字になど、一見したら終わり。頻繁にチェックしたいほど興味は湧いてきません。ここを知りたいのは、ユーザーではなく、提供している企業側じゃないでしょうか。

それよりも、趣味を介した友達が欲しいと思いますが、ユーザー同士の突っ込んだ交流はできないようです。

記録の方法、スタイルが中途半端

趣味を記録する、シュミロクは、手入力。

スマホでの音声入力、位置情報取得が容易にできる今、なぜ、これらを活用しないのでしょうか?

スマホを利用しないシニアを対象にしているのなら、機械が苦手な層は、スクロールも苦手。表示されている画面で完結できず、入力画面にスクロールが必要な点も中途半端。

また、シュミロクは形式が確定しているため、自由度がありません。

記録を残したいなら、ブログやスマホの日記アプリのほうが使い勝手がよく、自由です。

登録のメリットはポイントや商品だけ?

趣味に関する情報は外部から提供されているものが多く、特段、ここでしか見られない情報はないように感じます。

また、すでに記録メディアを持っているユーザーを呼び込むものは、容易ではないと思いますが、

登録するユーザーのメリットがポイントや商品だけでは、動機づけが弱すぎます。

 

十数年前に、SNSが全盛期に流行ったスタイルとなんら変化のない内容。

セガは、なぜ、いま、このようなサイトをopenさせたのでしょう。

 

一般的に魅力的だと思えないサイトに、シニアだけが魅力を感じると思っているのでしょうか?シニアのことをよくリサーチもせず、シニアの既存概念だけで、若年層担当者が、シニア向けのコンテンツを立ち上げた感が否めません。シニアが本当に望むものが見えないサイト。疑問です。

 

1年半経過した「シュミカツ!」サイトの現状を検証してみる

上記の図は「similarweb」というサイトのアクセス数がわかるツールを利用して見た「シュミカツ!」のサイトのアクセス数です。(2017年9月28日現在)

合計訪問者数の「K」というのは1000を意味するそうで、単純に計算すると79,940。

この数字は、個人のサイトでも稼げる数字。ネット収入源としてポピュラーなGoogleAdsenseは、そのサイトのアクセス数から、だいたいの収入額が予測できますが、それに合わせると1か月5万円以下になる数字。

個人のブログならまだしも、企業のサイトとして、1年半たってこの数字は黒字化が難かしく、継続が危ぶまれるレベル。

あくまでも、外から様子を見る限りなので、本当のところはわかりません。

 

 

 

シュミカツ!公式サイト

 

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