携帯にしようか、それともスマホに変えるべきか、機種変更のときはちょっと悩みますね。
シニアのみんながどんなものを選んでいるか、そんな調査が公表されたので、見てみたいと思います。
60歳以上の4人に1人がスマホにしている
27.8%の人がスマートフォン、64.2%の人がガラケー(フィーチャーフォン)を利用している
そんな調査結果が2015年6月29日に公表されました。
これは、MMD研究所が実施した「2015年シニア世代の携帯電話端末に関する調査」によるデータ。
60歳以上の男女(N=4,406)を対象に、普段利用している携帯電話について聞いた調査です。
男性の方がスマホ利用率が高い
男女別に「スマートフォン」利用率を見てみると、男性はが30.3%、女性は、21.5%。
男性のほうがスマホ利用率が高いですね。
シニア向けスマホ利用率は女性が高い
一方、らくらくスマートフォンなど、「シニア向けスマートフォン」の利用者に目を向けてみると、男性は1.5%、女性は2.3%と、女性のほうが高い利用率です。
女性のほうが機械系は苦手意識が高く、一般のスマホに対して、操作に不安をもっているということでしょうか。
また、現在使用している携帯電話に不満がなければ、変えようと思わない保守的なところも、数字に表れているように感じます。
シニアのキャリア別所有率
ドコモ、au、ソフトバンクのうち、シニアに人気のキャリアはどこでしょうか。
携帯電話を使っていると回答した60歳以上の男女(N=3,858)をキャリア別に見てみます。
シニアの保有が多いのはドコモ。約半数の45.6%
ドコモ 45.6%、au 31.6%、ソフトバンク 22.7%
やはり「らくらくフォン」の先駆者である、ドコモの占める割合は多いですね。
スマートフォン保有者のうち、シニア向け機種を選んだ割合
スマートフォンを選ぶとき、「らくらくスマホ」のようなシニア向けの機種を選んだ人の割合です。
docomo 2.4%、au 1.1%、SoftBank 3.2%
また、調査会社は、キャリア別のシニアのスマートフォン所有率としてdocomo27.8%、au25.7%、SoftBank36.0%という数字を公表しています。この数字をもとに、「シニア向けのスマホ保有率が一番高いのはソフトバンク」と分析しているところがあるようですが、それは、ちょっと違うかな?と思います。
ドコモはらくらく携帯(ガラケー)が充実しているので、その利用者が依然多いということではないでしょうか。また、選ばれている基の数字は圧倒的にドコモが多いので、スマートフォンはソフトバンクが人気ということにはならないと思います。
ドコモはシニア向けのコールセンターや、見守りサービス、シニア向け携帯安全教室など、シニア向けに様々なサービス、環境を提供しています。料金を考慮しなければ、シニアにはドコモをお勧めしたいところです。
しかし、やはり維持費が高い…。
サービスは充実しているドコモの、最大のネックは、高い料金ですね。
また、シニア向けのスマホ保有率の割合は、もう少し高いのかと思っていたのですが、5%にも届かない数字が意外でした。
スマホにしようか悩むときに、ひとつの参考にしてください。
コメント