「いくら稼いでいるか」他人の懐事情はいつでも気になるところですが、今回65歳以上のシニアを対象としたデータが公表されたので、チェックしてみたいと思います。
このデータは、「fabcross for エンジニア」(運営:メイテック)が発表した「シニアの労働観・労働実態」によるもの。
「働きたい」と考えて週1日以上は働いているシニア対象で、有効回答は65歳以上の個人200人。
働いているシニアの月収平均は、29.2万円
今回の調査でのシニア65歳以上の月収の平均値は29.2万円でした。
「えっ?みんなそんなに稼いでいるの?」
と思われた方もいらっしゃると思いますので、内訳をみていきたいと思います。
最多層は10万円から20万円
現在の月収で一番多かったのは「10万円以上 20万円未満」で24.5%。
次いで「20万円以上 30万円未満」が20.5%でした。
つまり、10万円以上 30万円未満の方が、45.0%と半数近くを占めています。
一方「100万円以上」と月収が高額な方が3.0%、「5万円以下」の方は5%との結果でした。
65歳以上シニア、30%が自分で起業
それではどのようにして仕事を見つけたのでしょうか。
最も多かったのは「自分で起業した」で30.0%。
次いで「取引先・仕事仲間・知人などが仕事を紹介してくれた」が14.5%、「退職した後に再雇用」13.0%、「定年を延長」8.0%と、以前からの勤務先に勤めている人は21.0%でした。
シニアの仕事に対する希望とギャップ
シニアが働くにあたって「自分の能力を生かせる」仕事を希望する人が38.5%と一番多く、「自宅から通いやすいエリア」27.5%、「勤務日数について融通してくれる」25.5%、「これまでの職場と同じ業種」22.5%、「これまでの職場と同じ職種」22.0%といった条件を希望しています。
一方、現在の仕事について希望とのギャップが多い項目は、「自宅から通いやすいエリア」「勤務日数について融通してくれる」「自分の能力・経験が生かせる」が8ポイント以上の差があり、希望通りでないことがわかります。。
今も働けている理由としては、「自分の専門的な能力・スキルが求められているから」が36.5%、「自分のこれまでに残した実績が評価されているから」が30.5%となっています。
調査をもう少し詳しく知りたい方は下記でご覧いただけます。
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