ドコモ、au、ソフトバンクは、それまで使っていたドコモ、au、ソフトバンクが提供するキャリアメールアドレスを他通信事業者に乗り換えても引き続き使える「キャリアメール持ち運び」サービスを提供しています。
キャリアメールとは
キャリアメールとは、通信キャリアであるドコモ、au、ソフトバンクが、自社ドメインで提供する電子メールサービスのことを言います。「@docomo.ne.jp」「@au.com」「@ezweb.ne.jp」「@softbank.ne.jp」といったドメイン名が末尾に入っているメールアドレスがキャリアメールです。
キャリアメールに対して、フリーメールというものがあります。代表的なものは「Gmail」「Yahoo!メール」などですが、無料でだれでも利用でき、スマホの契約会社を変更してもそのまま使用し続けられるメールであるのが特徴です。
キャリアメールの方が個人情報を多く提示しているので信頼性が高いといわれていますが、現在では「フリーメールだと契約できない」ということはほとんどなく、キャリアメールである必要性は薄れてきています。
キャリアメールがなくなると困ること
フリーメールでほぼ代用できるので、キャリアメールである必要性はないのですが、今まで使っていた方は、いろいろな登録をキャリアメールで行っていると思います。
最近ではログインするときに、登録のメールアドレスに認証コードを送付するというサービスもあり、そのメールアドレスが使えなくなると、ログインできない、ということが発生したりします。
また、サービスに登録のメールアドレスを変更するのに、いままで使用していたメールアドレスが必要となることもあるので、メールアドレスを開くことができないと、サービスが利用できなくなったり、面倒な手続きをしてメールアドレスを変更する必要が発生するかもしれません。
毎日使用しているサービスなら、スマホを乗り換える時に気付いても、年に数回しか使わないサービスはメールアドレスの変更を忘れてしまうということもあるので、キャリアメールに限らずメール変更は変更後も旧メールアドレスが見られるようになっていると、困ることが減ります。
ドコモ、au、ソフトバンク「キャリアメール持ち運び」サービス
2021年12月からドコモ、au、ソフトバンクでは他社に乗り換えたのちも引き続きメールアドレスが使える「キャリアメール持ち運び」という有料サービスをはじめました。迷惑メールフィルターなどの機能も引き続き利用可能です。
ドコモ、au、ソフトバンク「キャリアメール持ち運び」サービスの料金
キャリア | 利用料金 |
---|---|
au | 月額330円 |
ドコモ | 月額330円 |
ソフトバンク | 月額330円 年額3,300円 |
ドコモ
ドコモ回線の解約日から31日以内。
ahamoへのプラン変更の場合は、プラン変更と同時のみ受付。
回線契約にもとづき発行されたdアカウントのIDが必要
初回申込み日から31日間は月額使用料が無料!
(31日経過後は自動継続となり、その月から1か月分の料金がかかります)
au
auを解約後31日以内。
au回線契約にもとづき発行されたauIDが必要
ソフトバンク
ソフトバンクまたはワイモバイルのメールアドレスを持ち運び可能です。
@softbank.ne.jp
@●.vodafone.ne.jp※1
@disney.ne.jp
@y-mobile.ne.jp
@willcom.com
@pdx.ne.jp
@●●.pdx.ne.jp
@i.softbank.jp
@ymobile.ne.jp
@emobile-s.ne.jp
@wcm.ne.jp
@willcom.com
@pdx.ne.jp
@●●.pdx.ne.jp
@y-mobile.ne.jp
@yahoo.ne.jp
“ソフトバンク”または“ワイモバイル”の回線契約を終了した翌日から起算して31日以内。
回線契約のSoftBank ID(英数字)が必要
スマホ代を安くしたいのなら、330円支払っても、格安スマホに乗り換えた方がお得です。キャリアメールが乗り換えの障壁になっている人は少なくないので、持ち運びできることは嬉しいですね。
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