2024年10月1日から、NTTドコモのオンライン専用ブランド「ahamo」がサービス内容の変更を行いました。今回は、その変更点や料金体系、メリット・デメリット、利用条件を整理し、他の格安スマホブランドとの比較も交えながら、解説していきます。ahamoはシニア世代にも利用しやすいプランを提供しているので、乗り換えを検討している方はぜひ参考にしてください。
2024年10月からの変更点
2024年10月から、ahamoの料金体系やサービス内容に以下のような変更が加わりました。
新しい料金プラン
これまでのahamoの料金は、月々2,970円で20GBのデータ通信ができるシンプルなプランでした。しかし、2024年10月からは、月々3,480円で30GBのデータが使えるようになり、使えるデータ量が増えました。
国際ローミングの改善
海外旅行や出張が多い方に嬉しい変更もあります。ahamoでは、海外82の国や地域でそのまま使える国際ローミングサービスが以前からありましたが、今回のアップデートで100か国以上に拡大し、使いやすくなっています。
ahamoの料金体系(2024年版)
ahamoの新しい料金プランは以下の通りです
プラン名 | 月額料金 (税込) | データ容量 | 追加データ | 国内無料通話 |
---|---|---|---|---|
新プラン(2024年10月〜) | 3,480円 | 30GB | 550円/1GB | 5分 |
大盛りプラン | 4,950円 | 110GB | 550円/1GB | 5分 |
- 旧プラン:月額2,970円で20GBのデータ通信(国内通話5分無料)
- 新プラン:月額3,480円で30GBのデータ通信(国内通話5分無料)
- 追加データオプション:データが足りなくなった場合、1GBあたり550円で追加可能
これらの料金には契約手数料や解約金は一切かかりません。オンライン専用なので、ドコモショップに行かなくても、すべてインターネットで契約が完了します。
ahamoのメリット
ahamoのメリットがとしては、料金が安いことが最大の魅力です。特に30GBのデータ容量をこの価格で使えるのは、他の大手キャリアと比べても非常にお得です。
また、NTTドコモのインフラを使っているため、通信品質が高く、広いエリアで安定した通信が可能です。特に地方に住んでいる方や、山間部に住んでいる方でも安心して利用できます。
さらに、オンライン専用のサービスなので、契約や変更の手続きが非常に簡単です。わざわざ店舗に足を運ぶ必要がなく、スマートフォンやパソコンから数分で手続きが完了します。
ahamoのデメリット
一方で、ahamoにはデメリットもあります。
対面サポートの制限
ahamoは基本的にオンライン専用のブランドであり、対面でのサポートは原則として提供されていません。ただし、「ahamo WEBお申込みサポート」や「ahamo WEBお手続きサポート」という有料の対面サポートがあります。
ahamoの有料サポート
- 料金: 利用料金が3,300円
契約手続きの説明不足
ドコモショップでは、ahamoサイトでの手続きをスタッフがサポートしますが、契約にあたっての注意事項についての詳細な説明は義務付けられていません。そのため、契約者自身がウェブサイトを通じて必要な情報を事前に確認する必要があります。
プランの柔軟性の欠如
ahamoはシンプルな料金プランを提供していますが、他のキャリアに比べてプランの柔軟性が不足していると感じるユーザーもいます。特にデータ容量の変更やプランの追加オプションが少なく、自分のニーズに合わせてカスタマイズしにくい点がデメリットです。
キャンペーンの少なさ
ahamoは低価格を売りにしていますが、他のキャリアに比べてキャンペーンや特典が少ないため、長期的な利用者に対するインセンティブが不足していると感じるかもしれません。
ahamoの利用条件
ahamoを利用するためには、インターネット環境が必要です。すべての手続きがオンラインで行われるため、スマートフォンやパソコンを使って申し込みをする必要があります。
また、スマホがahamoに対応しているかどうかを確認することも必要です。もし、対応していない端末をお使いの場合は、ahamoで利用できる機種に変更する必要があります。
競合他社との比較
他の通信サービスと比べて、ahamoがどれだけお得なのか気になる方も多いでしょう。ここでは、ahamoと主な競合他社を比較してみましょう。
楽天モバイル
楽天モバイルは月額1,078円で3GBまでのデータが使える格安プランが特徴です。しかし、データ使用量が多い場合、料金が急激に上がるため、20〜30GBのデータを使う方にはahamoの方が割安です。
データ使用量 | 月額料金(税込) | 国内通話料金 | 速度制限後の速度 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
0GB~3GB | 1,078円 | Rakuten Linkアプリ使用で無料 | 最大1Mbps | Rakuten Linkアプリで国内通話が無料、低料金で利用可能 |
3GB~20GB | 2,178円 | Rakuten Linkアプリ使用で無料 | 最大1Mbps | データ容量20GBまでの中容量プラン |
20GB~無制限 | 3,278円 | Rakuten Linkアプリ使用で無料 | 無制限 (楽天回線エリア内) | 楽天回線エリア内で無制限データ通信が可能 |
povo(au)
povoはデータを使った分だけ支払うプランが魅力ですが、定額プランがないため、毎月の使用量が安定しない方には予測が難しい点があります。ahamoのように一定の料金でしっかりデータを使いたい方には向いていないかもしれません。
LINEMO(SoftBank)
LINEMOは、ahamoと同様にオンライン専用です。価格的にはほぼ同じですが、LINE通話やメッセージが無料で使える点がLINEMOの強みです。
プラン名 | 月額料金(税込) | データ容量 | 国内通話料金 | 速度制限後の速度 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
ベストプラン | 990円 | 3GBまで | 22円/30秒 | 最大300kbps | 3GBまで990円。LINEの通信がカウントフリー。データ超過後は300kbps。 |
ベストプラン | 1,980円 | 10GBまで | 22円/30秒 | 最大1Mbps | 10GBまで1,980円。LINEの通信がカウントフリー。データ超過後は1Mbps。 |
ベストプランV | 2,480円 | 20GBまで | 5分以内の国内通話無料、5分超過後は22円/30秒 | 最大1Mbps | 5分以内の通話無料。データ容量20GBまで。LINEのカウントフリー。 |
まとめ
NTTドコモのオンラインブランド「ahamo」は、料金が安く、通信品質も優れており、シンプルな手続きが魅力です。2024年10月からの変更により、データをたくさん使う方にも嬉しい30GBプランが新登場しました。対面サポートがない点や、プランの柔軟性に欠ける部分はデメリットですが、それを上回るコストパフォーマンスの高さがあります。
シンプルでお得なモバイルプランを探している方は、ぜひ「ahamo」を検討してみてください。公式サイトから簡単に契約できるので、気になる方は今すぐチェックしてみてはいかがでしょうか。
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