「au、ソフトバンクの電気CMはよくみるのに、ドコモ電気のCMは見ないなぁ」と思ったことはありませんか?
ドコモ電気のCMを見ないのは、au、ソフトバンクは4/1スタートの電力自由化にあわせて、電気の小売り事業を発足させたのに対し、ドコモは直接参戦していないからです。
つまり、「ドコモ電気」は、いまのところ、存在していません。
ドコモは「dポイント」で、電力自由化を迎え撃つスタンスです。
2016年1月の決算発表会会見で、NTTドコモの加藤社長は、「単なるセット割引きではなく、エネルギー各社と連携することで新たな付加価値を提供できるサービスとは何かを、一生懸命考えている」と回答。
また、「電力小売自由化に際しては、様々な業態の方々が色んなサービス、料金を出しておられる。それらをよく見ながら、ドコモが提供する付加価値サービスをしっかりと考えていきたい」とも語っています。
ドコモは中部電力、関西電力、東京ガスなどと「dポイント」で連携
今のところ、ドコモは「dポイント」で、電気のお得感をだしています。
支払方法を「dカード」に変更できる窓口も、「dカード」のサイトにあります。
ドコモ電気がないので、ドコモユーザーに「お得な電気料金プラン」はありません。
ドコモユーザーは、電気料金の支払いを「dカード」に変更して、ポイントをためる、というのがお得な方法となります。
革新的「ソフトバンク」、独自路線「au」、そして出遅れる「ドコモ」
今回の電力自由化に際して、日本の大手3キャリアの動向を見ていて、感じることは、ドコモの出遅れ感。
iPhoneの取り扱い時も、真っ先に行った「ソフトバンク」。それに続いた「au」でしたが、最後まで、動かなかったドコモ。
一時は、iPhoneに対抗して、「ドコモの2トップ」機種「Xperia」と「Galaxy」を前面に打ち出したりしましたが、結局はiPhoneの取り扱いを始めました。
今回は、本業外のことなので、同系列で比較はできませんが、ドコモは腰が重たい、という印象がぬぐいきれません。
また、もうひとつ感じることは、この3社の横並び好き。
他の2社が電力自由化に積極的に参入しているので、またしても、ドコモは「お揃い」を目指すのではないかと、多くの人が思っていると思います。
ドコモの今後の動向に注目したいと思います。
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