「インターネット依存」の疑いがある中高校生の増加が止まりません。
「インターネット依存」の中高生が93万人
8/31に公表された厚生労働省研究班(代表・尾崎米厚鳥取大教授)の調査によると、病的なインターネット依存が疑われる中高生が、全国で推計93万人に上るとのこと。
これは5年前の前回調査(12年度)からほぼ倍増しています。
原因はスマホやSNS
原因は、今や1人に1台は持っているスマホ。
スマホでのオンラインゲームやSNSの普及が影響を与えたとみられています。
放置しておくと成績低下や友人とのトラブルも
ネット依存で問題を起こした経験の中では、「成績低下」がいちばん多く半数が経験。
次に多いのが「居眠り」「遅刻」。
学校の授業に支障をきたすことに。
また「友達とのトラブル」も多く、実生活に少なからず影響が出てしまいます。
この調査は2017年度、全国の中学・高校184校に調査を依頼し、103校の約6万4千人から回答を得たもの。
ネット依存に関しての質問は平成24年に1度行われており、今回は2回目。
「ネットをやめようとしたがうまくいかなかった」「大切な人間関係を台無しにした」などネット依存に関する8項目の質問に5個以上当てはまる人を、ネットの「病的使用」と位置付けています。
女子のほうが危ない?
この調査結果を見ると、
中学男子10・6%(前回4・4%)
中学女子14・3%(同7・7%)
高校男子13・2%(同7・6%)
高校女子18・9%(同11・2%)
高校女子に至っては、約5人に1人がネット依存症の傾向があるとの結果です。
これは、「メールなどSNSに没頭する女子が多いため」と研究班では見ています。
うちの子は大丈夫?チェックできるサイト
インターネット依存かどうかをチェックできるサイトがあります。
一度、お子さんと一緒にチェックしてみてはいかがでしょうか。
ネット依存のスクリーニングテスト [久里浜医療センター]
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