スマホ通話料戦争勃発
2014年3月17日よりAndroidで先行スタートした「LINE電話」。
6月1日には、NTTドコモが通話料定額プラン「カケホーダイ」をリリースし、さらに、7月1日にはソフトバンクが「通話し放題」プランを登場させるとのこと。
パケプランが中心だったスマホですが、ここにきて通話料に各社が注目しています。
現在のスマホ通話料
それでは、スマホの通話料はどれくらいかかるのか、まず前提として、従来のプランをみてみましょう。
基本は1分40円(30秒あたり20円)
これが、スマホ(4Gタイプ)の通話料です。
これに、たとえばソフトバンクで見ると、Wホワイトに加入し、月934円プラスすると、通話料が半額(10円/30秒)になるというサービスでした。
またウィルコムの「誰とでも定額」という、月934円で、通話料が無料になるというサービスもありましたが、1回あたり10分以内の国内通話に限られ、超えた場合は、通話料がかかってしまうというものでした。
スマホへは1分6円、固定電話へは1分2円という破格の通話料「LINE電話」
2014年3月に登場した「LINE電話/LINE Call」は、初期費用や月額基本料金などは一切発生しないため、ユーザーは通話料金のみで利用できるというものです。
提供しているのは、スマホ無料通話アプリ「LINE」の制作会社LINE(株)です。
この通話料の安さは、驚きをもって迎えられました。
また、LINEの法人向けビジネスアカウント「LINE@」を導入している一部店舗と、電話番号データベースに登録されている一部の店舗や施設合わせた約130万件ヘは、無料で電話できるという、LINE普及率の高さを十分に活用したメリットも付加されています。
もちん、LINE友達同士は通話料無料なので、LINEユーザーには、魅力的なサービスとなっています。
しかし、緊急電話には対応しないなど、デメリットもあります。
「LINE電話」の料金と通話時間表に、ドコモ、ソフトバンクと比較するため、2700円(通話料定額プランの料金)で話せる時間も参考表示してみました。
1分あたりの料金 | 2700円で話せる時間 | ||
---|---|---|---|
コールクレジット | 携帯電話への通話 | 14円(14クレジット) | 192分(3時間12分) |
固定電話への通話 | 3円(3クレジット) | 900分(15時間) | |
30日プラン(上限60分) | 携帯・固定電話 | 6.5円 | |
固定電話のみ | 2円 |
ドコモ、ソフトバンクの通話定額プラン
NTTドコモの「カケホーダイ」、ソフトバンクの「通話し放題」は、ともに月額2700円。
この新料金プランは完全に「国内通話無料」となるプランです。
この通話定額プランについては、両者同様のサービスで、同じ料金設定です。
<ドコモの新料金プラン>
この新プラン登場で、ドコモは従来の「タイプXiにねん」は2014年8月31日(日)をもって新規受け付けを停止すると発表しました。
ソフトバンクも同様の対応が予想されています。
日本の3大キャリアは横並びが好きなので、auも近々同様のプランを発表するかもしれませんね。
ドコモはこの新プランが30万契約突破したとのこと。今まで通話料金がコンスタントにかかっていた人には、この通話料定額プランはとてもありがたいサービスです。
LINEのような、同じアプリをインストールしている同士なら通話料無料というサービスや、通話料定額プランを上手に利用して、毎月かかるスマホ維持費をおさえたいですね。
<参考サイト>
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