洗濯すると、アイロンがけまでしてくれるドラム式洗濯乾燥機。
ズボラ主婦としては、面倒なアイロンがけがなくなる嬉しい家電です。
ただし、はじめてのドラム式洗濯乾燥機設置までにはいくつものハードルがあったので、その軌跡を記します。
アイロンがけしてくれる洗濯機って?
ドラム式洗濯乾燥機の風で洗濯物のしわ伸ばしをしてくれる洗濯機です。
2007年、日立が「風アイロン」を搭載したドラム式洗濯乾燥機「風アイロン ビッグドラム(BD-V2000/V2000R)」をリリース。
これが、時速約360kmの高速風を衣類に吹きかけてシワを伸ばすという世界初の高機能洗濯機でした。
一方、パナソニックは2010年「エコヒートポンプエンジン」「ジェット乾燥コース」を搭載したドラム式洗濯乾燥機を投入。
ということで、現在、「アイロン」機能が使い物になる洗濯機を出しているのは、日立とパナソニックの2社。
この2社で比較検討しました。
その前に、アイロン機能のあるドラム式洗濯乾燥機のデメリットを
アイロン機能のあるドラム式洗濯乾燥機のデメリット1「高い」
まずは、価格comをはじめネットで情報収集。
そこで思い知ったのが、アイロン機能のあるドラム式洗濯乾燥機は「高い」ということ。
いままで縦型の洗濯機しか使ったことのない身としては、3倍以上の価格にビックリでした。
アイロン機能のあるドラム式洗濯乾燥機のデメリット2「設置できないこともある」
縦型の洗濯機よりでかい。
ゆえにまずは、ドアや廊下、とくに曲がり角を曲がれるか、また蓋を開けられるだけの広さがあるか。
はたまた蛇口の高さ、排水溝の位置などが関係し、購入してもドラム式洗濯乾燥機が設置できない可能性が否めないところが、最大の心配事でした。
価格が安い店は「返品不可」が多い
価格comを見ると、家電量販店よりもはるかに安い価格で出している店舗があります。
ただ、そういったお店のHPへ行ってみると「不良品以外の返品不可」というところが多い。
また、設置について万が一何かあった場合の責任をとってくれるのか、そのあたりも不明。
安いのは嬉しいけれど、万が一設置できなかった場合でも、設置できない洗濯乾燥機を買いとらなきゃいけない!
蛇口の高さがちょうど105㎝だったので、その高さでは設置できないというネット情報もあり、このリスクはとれませんでした。
家電量販店での購入が安心
設置できるかどうか不安な場合は、家電量販店がなんとも心強い。
万が一のときの返品もできるし、アダプターなどを付けて設置できるなら、その場で判断して工事してくれるってところが安心。
価格は5万円以上高いけれど、リスクはとれないなら仕方ないと思います。
ヤマダ電器の販売員さんのオハナシ
ここまでネットで下調べしてから、家電量販店へ行ってみました。
最寄りのヤマダ電器の洗濯機売り場担当者が、メチャクチャ知識持ちだったので、質問攻めに。
その結果以下の結論となりました。
日立の風アイロンとパナソニックのジェット乾燥が選択肢となる
やはり、アイロン機能を求めるなら日立かパナソニック。
この2社以外は選択肢に入れないほうがいいとのことでした。
日立の風アイロンは排水溝の掃除が必要
日立の風アイロンは、排水溝の掃除を怠ると下水のにおいが立ちやすいとのこと。
日立のHPを見ても「排水トラップの種類によっては乾燥運転中に排水トラップのふたの穴から水しぶきや湿気が上がる場合があります」との注意書きがあります。
排水溝の掃除。はっきり言って、イヤです。
パナソニックは良いとこどりした洗濯乾燥機
「風アイロン」としわ取りを前面に押し出している日立に対して、パナソニックの「ジェット乾燥」は「本当にしわとりしてくれるの?」と心配になるほど控えめな表記。
パナソニックのVX9800/VX8800/VX7800と、3種類・3価格帯のドラム式洗濯乾燥機は「ジェット乾燥」については、すべて同じとのこと。
蛇口までの高さ105㎝だけど設置できるか?
最大の問題点は蛇口までの高さが105㎝だということ。ネットで調べるとこれより10㎝はあったほうがいいというコメントが多い。
防水版は縦横61㎝、深さ3.5㎝。
これで、設置できるか聞いてみると
「やってみなければわからない」
とのこと。
やはり、返品可能でないと、キケンだということでしょうね。
以上の情報から、我が家では日立ではなくパナソニックのドラム式洗濯乾燥機「VX7800」に決めました。
日立の風アイロンのほうが3万円ぐらい安く、値引き率もよかったのですが、やはりズボラは手入れのリスクは負いたくない(笑)。またアイロンもビシッとかかっていなければならないほどのこだわりはなかったので、洗濯機として良いとこどりしているパナソニックに。
パナソニックドラム式洗濯乾燥機「VX7800」を使ってみて
おまかせで2時間10分。
日中試してみたのですが、音はさほど気になりませんでした。
風アイロン機能「ジェット乾燥」のしわ取りはどう?
綿100%のしわになりやすいシャツ。
アイロンもかけにくいタイプのものを入れて試してみました。
結果
「問題なく着ていけるレベル」
でした。
ピーンとした感じはないのですが、こだわりのないワタシには、これで充分。
パナソニックのドラム式洗濯乾燥機は「しわの軽減」と控えめな表現で、アイロン機能を危惧していたのですが、さすがPanasonic!
ハズレはないですね。
いろいろ悩んだ挙句、購入したドラム式洗濯乾燥機に大満足です。
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