「東急ハンズ」が「カインズ」に買収されて、東急ハンズのブランド名が変更となるそうです。
カインズが東急ハンズを買収
カインズのプレスリリースによると、
「新たなDIY文化の共創に向けて カインズと東急ハンズはパートナーへ」
とのこと。
2022年3月31日、カインズは東急ハンズを新たなDIY文化の共創に向けたパートナーとしてカインズグループに迎えられるそうです。
カインズがの強み ➡︎ 製造小売りとしてのオリジナル商品の開発力とデジタル基盤を最大限活用
東急ハンズの強み ➡︎「ヒント・マーケット」というコンセプトの下で磨き上げてきた発想力や商品・生活提案力、目利き力など
それぞれの価値・個性をさらに磨き上げて、新たなDIY文化を「共創」することを目指しているとのことです。
近年の東急ハンズの印象
仕事柄、ネタをさがしに東急ハンズにも足を運ぶことがあります。
一昔前は、東急ハンズにしかないもの、独特なものがあったのですが、近年店頭に並ぶ商品は
「あれ?これ100均で同じようなものが売っていた」
というものが多くなっていた印象です。
おそらく、100円ショップ関連の商品企画企業担当者は、東急ハンズに並ぶ商品もおおいに参考にしているんでしょうね。
で、東急ハンズよりも安く商品を作り、売り出している、といったところでしょうか。
価格面と店舗数でいったら、100円ショップに敵わず。
コロナの影響大
そのうえ、コロナも直撃しちゃったようです。東急不動産ホールディングの事業報告書によると、
店舗賃料の減額交渉や費用全般の節減、PB商品の拡充など収益の改善を図りながら、デジタルの活用による事業基盤の強化を推進してきたが、渡航制限等によるインバウンド需要の喪失や外出自粛の影響による売上減少を補うには至らず、ハンズ事業の売上高は631億53百万円(前期比34.6%減)、44億19百万円の営業損失となったとのこと。
実店舗販売が柱だったため、コロナの影響をまともに受けてしまったよう。しかし同じ実店舗でも100円ショップやホームセンターはさほど影響を受けていない点から見ると、ハンズの店舗づくりは時代の流れにあっていなかったのかもしれませんね。
「東急ハンズ」の名前は、22日の会見で、CEOがブランド名の変更を検討していることを明らかにしたとのこと。さて、どんなネーミングになるのでしょうか。一時代築いたブランドがなくなるのは寂しいです。
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