ワイモバイル(Y!mobile)では、eSIMを3月17日より提供開始することを公表しました。
「eSIM」とは
「eSIM」とはEmbedded SIMの略で、直訳すると組み込み式のSIMカード。
nano-SIMなどのような物理的なモノではないので、カードを差し込むということをしません。
そのため、設定が書き込まれたSIMカードが届くのを待つ必要はなく、オンラインだけで設定、開通させることができ、注文から短時間でスマホが使えるようになります。
現在「eSIM」を取り扱っているのは、楽天モバイルとIIJmio。これにY!mobileが加わることとなり、3社で「eSIM」の契約をすることができるようになります。
物理的なSIMに慣れていると不安に思うことも多いかもしれませんが、私は、楽天モバイルの「eSIM」をセカンドSIMとして利用してまもなく1年。nano-SIMのような物理的SIMと比べて不便だと感じたことはなく、むしろ今後も積極的に使いたいと思っています。
ワイモバイルの「eSIM」シンプルS/M/L プランの料金
「シンプルS/M/L」に加入するときに、eSIMとUSIMカードのいずれかを選択できます。なお、「シンプルS/M/L」および「スマホプラン」「スマホベーシックプラン」などの旧プランに加入しているユーザーは、プランを変更することなく、USIMカードからeSIMに切り替えることが可能です。
ただし、注意点もあるので、「eSIM単体で契約をされる場合の注意事項」でご確認ください。
割引額が500円から1080円に増額された家族割
注目したいのは、家族割の従来の割引額が500円だったものが、1080円に増額されたこと。
家族で複数の回線を契約すると2回線目以降、毎月1,080円の割引が適用されます。この家族割は、同居の家族だけでなく、遠くの親戚、同居している恋人やパートナーでも対象です。
通話無料は別料金のオプションに
従来のワイモバイルのメリットの1つだった「10分間無料通話」はついていません。別料金のオプションとなりました。
「だれとでも定額」月額700円:10分以内の国内通話が無料になる通話オプション
「スーパーだれとでも定額(S)」月額1,700円:通話時間・回数ともに無制限で、国内通話がかけ放題になる通話オプション
シェアするには別途契約が必要
残念ながらシンプルS/M/L プランを家族で契約した場合、データーを家族間でシェアすることはできません。
しかし、2台目のタブレット用などに、別途料金を支払えば設定も可能です。
ただし、発行されるSIMは音声通話を行うことはできないデータ通信専用SIM(SMS機能付)となります。通話はできませんが、SMS機能が付いているのでショートメールによる認証などに使えます。
料金イメージは下記の表のとおり。基本料金が家族割適用の料金になっていることろが、ちょっとイヤらしい…。1回線目なら3,700円なので+1,000円で考えなくてはならず、要注意ですね。
ワイモバイルのメリットは「実店舗」があること
ワイモバイルのメリットは、何と言っても実店舗があるところ。
格安料金プランの多くが、オンラインのみのサポートとなっていますが、いくら安くても使いこなせなければ無駄になってしまうかもしれません。取扱いに自信がない方には、実店舗で聞けるところは大いにありがたいメリットですね。
Y!mobile
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