子供のスマホ使用時間に制限をかけられるスマホケースが登場しました。
子供のスマホ制限機能つきスマホケース「OTOMOS(オトモス)」
子供のスマホ制限機能つきスマホケース「OTOMOS(オトモス)」を開発したのは、神戸市のベンチャー企業「Momo」。
「OTOMOS((オトモス)」は、専用のスマホケースで子供のスマホをカバーし、親子ともに専用のアプリをインストールすると、親のネットからの操作で、制限できるというもの。
制限は、ケースに内蔵されている機構がスリープボタンを押す仕様で、スリープ状態になるので、画面は消え、スマホを使い続けることはできなくなります。
また、このスマホケースを取り外すには、専用のドライバーが必要。子供が勝手に取り外すことはできないようにもなっています。
「OTOMOS(オトモス)」で制限できること
スマホを使える時間帯、スマホ利用時間、歩きスマホ・自転車運転中のスマホ操作への制限や、事故時(スマホケースが強い衝撃を感知したとき)に通知してくれる機能があります。
「OTOMOS(オトモス)」を買うか?ユーザー視点からの問題点
親が欲しい機能がついているので、魅力を感じます。しかし、子供をもつ親として、自分は購入するか?と問われると、多分NO。なぜ購入を見送るのか、その理由から問題点をチェックします。
iPhoneのみ。キッズスマホ、ジュニアスマホでは使えない
スマホケースを使ってのサービス。最大の難点は、Androidスマホはサイズがバラバラなので、個々の対応が必要になること。
それゆえ、今のところ使えるのはiPhoneのみ。
Androidスマホであるキッズスマホ、ジュニアスマホでは使えません。
また一括0円など格安でスマホ本体を入手しづらくなっている今、子供に初めて買い与えるスマホをiPhoneにする人はどれくらいいるのでしょうか?
身近なところから感じる実感としては、壊してもさほど負担にならない安価なスマホを、最初のスマホとして子供に与えている人が多いように感じます。
衝撃に耐えられるケースか?
子供はスマホを落としたり、鞄の中に入れたまま、放り投げたり、扱いが雑です。それに耐えられる衝撃に強いケースなのか?
そこのところの記述がないのですが、その点は、気になるところです。
価格がいくらになるのか?高い?
クラウドファンディングMakuakeの商品情報によると、一般販売予定価格 : 6800円で、そのほか月々300円の利用料が必要。ケースと通信料合わせて、2年契約で月500円程度という報道もありますが、いずれにせよそれなりの金額が必要です。
子供のスマホに制限をかけるのは、最初が肝心。
スマホを与えてからしばらくすると、制限をかけるアプリをインストールすることを嫌がったりします。
さらには、スマホに関する知識は、あっという間に親を超え、裏技的知識を得る子供も。
それゆえ、この手のサービスは、最初に子供に与えるスマホで使えるかがキーポイントとなるかもしれません。
また、保険会社と手を組んで、付保していると保険料が安くなるとか、格安スマホでiPhoneを取り扱っているYモバイルやUQモバイルとタイアップして、格安スマホでの子供用スマホの対策目玉とするとか、何かしらの販売方法が確立しないと、現状では「欲しいけど、買わない」層が多いのではないかと危惧します。
発売は8月末予定。そのころにはまた新たな情報が発表されるかもしれませんね。
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