スマホを大事に使っていると安くなる!?AIが判断して保険料を算出するスマホ保険登場

スマホ

あなたは、スマホを大切に使っていますか?

持ち主がスマホをどう扱っているか、AIが判断して保険料を算出するという保険アプリが3/29登場しました。

justInCaseのスマホ保険

AppStore

リスクをAIでスコア化して保険料を算出

スマホの使い方をAIが判断。落としたり、スマホを投げるといった使い方をしていないか。スマホを大切に使えば使うほど、安全スコアが高くなり、保険料が安くなることが期待できます。

つながった友達が多ければ保険料が安くなる

友達の数(最大9名)が多いほど、更新時保険料割引の最大値が増加します。

友だちとつながることで、保険料を高くしている原因の保険金詐欺等の不正請求を減らす意味もあるとのことです。

新しいカタチの保険は実現するか、日本人に受け入れられるか

少額短期保険業者としての登録準備中。つまり現在は未登録業者

AIを活用したスマホ保険を提供するのは(株)justInCase。

少額短期保険業者としての登録の準備中の会社です。

少額短期保険業の登録前なのに、なぜ保険を販売しているのか?というギモンですが、保険業法の適用除外規定(業法第2条)を適用しているとのこと。保険業法では、保険を提供する被保険者が1000人以下であれば、適用範囲外で販売できるという規定があり、これを利用しているようです。

CEOの畑氏の経歴はアクチュアリー。保険数理コンサルティング会社Millimanで保険数理に関するコンサルティングに従事後、国内外の投資銀行や再保険会社から、商品開発・リスク管理・ALM等のサービスを保険会社向けに提供していたとのことです。CTO、CAOの方も公認会計士、エンジニア。保険会社勤務経験のある人は経営陣にはいないのですね。

信用は未知数

画像はスマホ保険HPより

だからこそ、新しい発想ができるというメリットもありますが、目に見えない商品である「保険」は、見えないからこそ、「信用」が重要。

「安い」「AI」「P2P」など、目新しさと、安さで入り口はわかりやすいのですが、実際の保険金支払いについては、不透明感が漂います。

たとえば、スマホが修理不能となった場合は、支払われるのは支払上限額の半額。全額ではないので、買い替えには、自腹でが必要となる可能性があります。

さらに、正式に少額短期保険業者として登録された場合、保険内容が変わるかも、とのこと。

 

目新しさはニュースとして取り上げられやすいですが、実際に加入するか、と聞かれたらNO。

友だちに「保険に一緒にはいろうぜ」

って。

保険勧誘って、イメージ悪すぎます。

また、各キャリアやアップルケアは、代替機の提供など、プラスアルファのサービスが用意されているので、わざわざこの保険に入る意味が、いまのところ見出せません。

 

1000人以上になったら打ち止めとあるのにまだ販売しているということは、加入者も少なそうだし。

もうすこし、ユーザーに対するメリットがないと、なかなか目新しさだけでは敷居が高そう。広告を見ると無料になるとか、そこまでいかないものですかね。

ただ、新しいしくみが開かれるか、興味はあるので、しばらく動向を見守ってみたいと思います。

 

 

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