引っ越しが決まった時、新しい住まいに向けて家を綺麗にしようと思い立ちました。しかし、20年以上前に貼った目隠しシールと、3年前の台風シーズンに応急処置で貼った養生テープが、まるでガラスの一部になってしまったかのようにこびりついていて、困り果てました。
「新居に移る前に、この家も綺麗にしておきたい」と思い、なんとか自分で剥がそうと挑戦してみたものの、これが想像以上の難敵でした。
窓に貼ったシールが剥がれない!失敗の連続

窓に貼ったシールを剥がす。まずは定番の方法から
インターネットで調べた通り、お酢をシールにかけてみました。少し待ってから引っ張ってみたけど…全然剥がれない!
続いて台所用洗剤を試してみましたが、これも効果なし。
年数が経つと、シールやテープがボロボロに劣化して、引っ張ることが難しい。表面だけが少しめくれているところから開始しても、剥がれるのはほんのわずか。で、肝心の粘着部分はしっかりとガラスにくっついたままです。
スクレーパーでの力技

仕方なく、お酢をかけてから、スクレーパーを使ってコツコツと削り取る作業を開始しました。ガラスを傷つけないよう、角度を調整しながら慎重に…
これが本当に時間がかかるんです!1時間格闘しても、わずか数センチしか進まない。手は痛くなるし。しかも、削り取った後もブツブツとシールの残骸が残ってしまい、見た目も触り心地も最悪。
「もうシール剥がし専用のカッターを買うしかないかな…」と諦めかけていました。
窓に貼ったシールが剥がれない!でも偶然の発見

最後にもう一度だけ、お酢を使った方法を試してみることにしました。ただし、今度は少し工夫を加えて。
お酢をたっぷり含ませたコットンを窓ガラスのシール部分に貼り付け、その上からラップをかけて密着させました。「30分くらい放置して、それでもダメなら諦めよう」そう思って他の家事を始めたのですが…
気がついたら翌日になっていました。完全に忘れていたのです!
窓に貼ったシールが剥がれない!驚きの結果
翌朝、「あ、そういえば…」と思い出して窓を見に行くと、ラップがまだ貼られたまま。
「一晩も放置してしまった」と思いながら、ダメ元でラップを剥がしてみると…
するすると剥がれるじゃないですか!
驚くほど簡単に、まるで新しく貼ったシールを剥がすかのように、綺麗にぺろりと剥がれました。
10年以上こびりついていたシールが、何の力も要らずに剥がれる快感。これまでの苦労は何だったのかと思うほど、あっけなく綺麗になりました。
窓に貼ったシールを綺麗に剥がす成功の秘訣は「時間」だった
この経験から分かったのは、シール剥がしに必要なのは「時間」だったということです。
お酢以外を使う方法でも、シールに液体をかけて上からラップをして約10分〜30分置くという方法が推奨されていますが、私の場合はたった30分では足りませんでした。
長時間放置することで、お酢がシールの粘着剤を完全に分解し、ガラスとの結合を緩めてくれたようです。
デメリットはお酢くさいこと
ただし、お酢のニオイが部屋に充満します。シールを剥がした後にはお酢をしっかり拭き取り、窓をあけて換気する必要があります。
窓にこびりついたシールがびっくるするくらい綺麗に剥がれる方法

用意するもの
- お酢(米酢、穀物酢など何でもOK)
- キッチンペーパーまたはコットン
- ラップ
- 時間(最低でも数時間、できれば一晩)
手順
- キッチンペーパーにお酢をたっぷり含ませる
- シールの上に貼り付ける
- 上からラップをかけて密着させる
- 数時間(理想は一晩)放置する
- ラップを剥がし、シールを優しく引っ張る
注意点
- 周りに濡れて困るものがある場合は事前に養生する
- 長時間放置するため、安全性を確認してから実施する
- 剥がした後は水拭きで仕上げる
まとめ
力技で頑張っていた時間は何だったのかと思うほど、この方法は簡単で効果的でした。特に年数が経ったシールやテープには、時間をかけることが何より重要です。
スクレーパーでの作業は疲れるし、ガラスを傷つけるリスクもあります。でも、この方法なら力もいらないし、ガラスに跡も残りません。
同じようにシール剥がしで困っている方は、ぜひ一度試してみてください。
時間はかかりますが、その分確実に効果が得られる方法です。諦めかけていたシールも、この方法で蘇らせることができるかもしれませんよ。
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