格安スマートフォンのジュニアスマホ、キッズスマホをチェックします。
TONEモバイルとは
TONEモバイルは、「TSUTAYA」を経営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)とフリービット(株)が、資本・業務提携したことにより生まれた会社です。
ネット販売のほか、「TSUTAYA」店舗で販売からアフターケアまで行い、「Tポイント」とも連携。シンプルでわかりやすい料金プランを目指し、月額1,000円(税抜)からサービスを提供しています。
子ども会推奨のTONEモバイル「TONE m15」
TONEは、格安スマホの中では、唯一全国子ども会連合会に推奨されたスマホです。
TONEが無料で提供している、家族間見守りサービス「TONE Family」は、子供の所在地の確認、アプリの利用制限、端末・アプリの利用時間制限などが可能。保護者のスマホがTONE端末でなくても、インターネット端末からでもいつでもどこでも簡単に閲覧・設定変更ができるサービスです。
「TONE m15」は、2015年11月18日発売の機種。OSはAndroid 5.1。
価格は29,800円(税抜)。
TONEモバイル「TONE m15」にかかる費用
「TONEモバイル」は、1,000円(税抜)が基本料金。これで「中速」のデータ通信が、し放題です。
これにSMS(ショートメールサービス)を付加し、+100円。
子どもに初めてもたせるスマホとしては、この契約で十分だと思います。
実際は上記金額に機種代金29,800円と、事務手数料3,000円がかかります。
比較のために、ドコモなどの大手キャリアと同様、機種代金を2年間での分割購入で考えるなら
29,800円/+24か月 = 1,242円/月
が、プラスされ
<2年間>
1,100円 + 1,242円(機種代金) = 2,242円/月
<それ以降>
は機種代金がなくなるので、
1,100円/月
となります。
機種代金は、店頭での契約時にTカードプラス(TONE×TSUTAYA)に加入すると、分割手数料実質0円で分割支払いを利用することが可能です(分割割手数料はトーンモバイルが補填)。
Webフィルタリングなどの「あんしんインターネット」の契約は、加入後 MY TONE(会員ページ) から手続きします。
料金は、TONE2台以上でTONEファミリー(無料)を契約の場合は無料、子供の端末のみTONEの場合:100円/月かかります。ただし、2017年12月31日まではキャンペーンにより無料で利用できます。
2年縛りあり
基本プランは24カ月の最低利用期間が設定されています。期間満了前に解約すると違約金9,800円(不課税)がかかります。
TONEモバイル「TONE m15」のデメリット
月々の維持費が安くて、子ども会推奨のスマホなら飛びつきたくなりますが、デメリットもあります。
機種、OSが古い
「TONE m15」は、2015年11月18日発売の機種。OSはAndroid 5.1(現在の最新OSはAndroid7)。
PCで例えるなら、windows7(最新OSはwindows10)を、1年3か月前に出たパソコンで使うイメージになるかと思います。
もし、私が購入を検討するなら、ここが一番のネックかもしれません。
ただ、LINEや通信手段としてスマホ利用を考えているのなら、最新機種、最新OSにこだわる必要はありません。このタイプで十分です。
ネットにつながる速度は中速
インターネット使い放題の通信速度は、500kbps~600kbps程度。
LINEやネット閲覧などには支障ないものの、動画や、高画質な写真、ゲームなどは、読み込みが遅かったり、読み込みできなかったりする場合があると思います。
これは大人にはデメリットになると思いますが、子供のスマホとしては、ゲームや動画が見ずらいスマホは、メリットと言えるかもしれません。
ただし、Wifi環境下では、高速通信が可能で、動画やゲームなども可能です。
かけ放題は、一般的な携帯・スマホの通話タイプと異なる「IP電話」
オプションの中に、10分以内なら国内電話かけ放題プランがあります。
電話かけ放題が、大手キャリアよりかなりリーズナブルな500円(2017年4月末日まで。以降700円)で提供されていますので、契約を検討される方も多いと思います。
しかし、契約前に、注意が必要です。
TONEモバイルが提供するかけ放題プランは「IP電話」。ネット回線を利用した電話で、ドコモなど大手キャリアの電話とは異なります。
「IP電話」のデメリットとしては、110番、119番等の緊急通報や3桁番号サービス、フリーダイヤル及びナビダイヤルなどへの通話ができないことと、ネットを利用しているので、電波状況が悪いと、途切れたり、聞き取りにくいことなどがあります。
TONEモバイルはどうなの?
1,100円/月の契約をお勧めしましたが、
LINEはSMS契約がなくてもFacebookのアカウントで登録が可能なので、1,000円/月でもOKです。
しかし、SNSの一種であるFacebookの管理も必要になってくるので、子どものスマホと考えるなら、+100円でSMS契約したほうがいいと思います。
またかけ放題のオプションを契約しなくても、LINEをインストールしているスマホ間では、通話は無料でできます。
登録外の相手には、電話ができないというデメリットがありますが、子供のスマホの場合、むしろ、登録した相手のみにしか連絡できないほうが、いいのではないかと思います。
さらに、1,100円で契約する場合、通話の電話番号がありません。
「電話番号教えて」
という友達の要望に応えられないことになります。
その場合、他社のIP電話ですが、登録料金が無料で電話番号が付与され、通話代金のみ支払えばOKなものがあるので、そういったものを利用するのも手です。(詳細は、「格安スマホ 節約術 データプラン契約でも電話OK!IP電話でスマホ維持費を安く」を参照)
月々の料金が安い分、不自由な点がありますが、子供のスマホとして考えるなら、むしろ、その不自由さがメリットかもしれません。子どもに最初に持たせるスマホとしては、安心で、お財布に優しいのは、嬉しいですね。
コメント
[…] 子ども会推奨の格安スマートフォンTONEモバイル「TONE m15」って、どうよ? […]