格安スマホのトラブルが増えているとのこと。「安い」のがメリットの格安スマホのデメリット、注意点についてチェックしてみます。
格安スマホのデメリット(1) 人、店舗はなく、サービスは期待できない
格安スマホは「安く」提供するために、実店舗をもたず、固定費、人件費を極力削減。
ネット上でのみ販売しているところが多いです。
それゆえ、ドコモ、au、ソフトバンクが提供するサービスは「ない」と思ったほうがいいです。
たとえば、ドコモ、au、ソフトバンクの窓口では、スマホ、携帯は「開通」して、使えるようになってから、ユーザーに手渡されます。このやってもらって当然と思っていた「開通作業」も自分でやらなければなりません。
「開通作業」は、スマートフォンにSIMカードを挿して、電波を受信できるように設定するというもの。
上記の一文を見て、ざっくりとしたイメージができない場合は、最初からつまづいてしまうかもしれません。
ただ、SIMだけではなく、スマートフォン本体も一緒に契約する場合は、初期設定を済ませてから発送してくれるところもありますので、初期設定をしてくれるのか、それとも自分でしなければならないのか、まず確認したほうがいいです。
実店舗がある「格安スマホ」
格安スマホはネット上でのみ販売している会社が多いですが、実店舗を持っているところもあります。
たとえば、ワイモバイル(Y!mobile)やイオンなど。
イオンはスーパー内にカウンターがあるので、買い物ついでにも立ち寄りやすいロケーションです。
「格安スマホ」に不安がある方は、まずは、こういった実店舗で購入できるものから検討してみるといいかもしれません。
格安スマホのデメリット(2)メールアドレスの付与がない
ドコモ、au、ソフトバンクで契約すると、ドコモなら@docomo.ne.jp、auは@ezweb.ne.jp、Softbankは@softbank.ne.jpというキャリアメールが付与されました。
これが、格安スマホにはありません。
(例外:ワイモバイル・Y!mobileはキャリアメールの提供があります)
一般的にはgoogleが提供しているGメールなどを使って、メールします。
ただ、これはインターネット経由のメールアドレスとなり、従来型のケータイ(ガラケー)では、受信拒否されてしまう可能性があります。
もちろん、設定を変更すれば、受信できますが、ガラケー利用者は設定が苦手な方が多く、「メールが受信できない」という不満につながりかねません。
よくメールをする相手が従来型ケータイ(ガラケー)を使っている人が多い場合は、要注意です。
格安スマホのデメリット(3) 無料通話がついていても、無料にならない通話がある
格安スマホはデーター通信がメインの人は、かなりの恩恵を受けられますが、通話をよくする人は、無料通話分がついていないので、通話料が高くついてしまうこともありました。
そこで、最近「5分間かけ放題」などといったオプションを設けているところが増えています。
格安スマホの通話は、電話回線ではなく、ネット経由のIP電話を使ったものが多々あります。
代表的なのは「050」から始まる番号。
このIP電話は
フリーダイアル、ナビダイヤル、110番などの3桁番号への発信はできません。
電話回線を使ったものと異なる点がありますので、注意が必要です。
格安スマホの注意点 auのスマホでドコモ、Softbank系のSIMが使えない
格安SIM、格安スマホを取り扱っている会社には、ドコモ・ソフトバンク系とau系があります。
auのスマホでは、ドコモ系のSIMが使えません。
格安スマホを扱う会社は、ドコモ系た最も多く、auのスマホで格安SIMを使うときには注意が必要です。
最近では、「mineo」のように両方に対応している会社もあります。
また、ソフトバンク系は、今年3/22から日本通信「b-mobile S」が登場しました。
格安スマホ 契約前にチェックしたいこと
ドコモ、au、ソフトバンクは、解約違約金や、MNPの手数料などが、横並びでした。
しかし、格安スマホ会社によっては、MNPの転出手数料や解約違約金がとても高いところもあります。
解約違約金の発生する期間、金額、MNP転出手数料などは、事前にチェックしておきたい項目です。
以上、格安スマホに乗り換える場合のデメリット、注意点ですが、契約後も解約可能な期間があります。
契約後、契約を解除したいと思ったら、早めの対応が必要です。
携帯・スマホの契約解除は8日以内ならOK。ただし端末料金負担あり、なしの場合が
格安スマホは料金が安いですが、サービスは期待できません。
使い方に不安がある方は、やはりドコモ、au、ソフトバンクといった大手キャリアがおすすめ。サービスが充実しています。
またスマホ無料貸し出しを実施している会社もあるので、こういったサービスも利用してみるといいかもしれません。
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