総務省が6/22、携帯電話のシェアに関する最新データを公表したので、チェックしてみます。
総務省が公表する携帯電話のシェア
総務省が公表したのは「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データ」
平成29年度第四期版です。
これは、電気通信事業報告規則(昭和63年郵政省令第46号)の規定による電気通信事業者からの報告等に基づいてまとめられたもの。
通信業者からの報告なので、いちばん信頼できる数値かと思います。
携帯電話の契約者は+4.1%
まず、携帯電話の契約者の全体の契約数をチェックしてみます。
携帯電話の契約数は 1 億 7,009万。
前期比+1.7%、前年同期比+4.1%となっています。
シェアが一番多いのは、NTTドコモ
次に各社のシェアを見ると、一番利用者が多いのがNTTドコモで、シェアは38.7%。
続いてKDDI(au)が27.6%、ソフトバンクが23.1%となっています。
格安SIM(格安スマホ)利用者は約1割
一方、格安スマホ:MVNO(格安SIM系)の利用者は10.6%。
「スマホの料金が高い」という声をよく聞く割には
料金の安さを謳っているところが多い「格安スマホ」の普及率が、思ったよりも少ない印象です。
格安SIMカード型で一番契約者が多いのは?
SIMカード型の契約数を見ると、一番シェアが高いのが楽天で 15.5%(前期比+0.1 ポイント)。
次いでインターネットイニシアティブが 14.6%(前期比+0.5 ポイント)、
NTTコミュニケーションズが 11.7%(前期比▲0.1 ポイント)、ケイ・オプティコムが10.1%(前期比+0.8 ポイント)、ビッグローブが 5.2%(前期比+0.3 ポイント)となっています。
このデータの注意点
グループ会社間で回線を提供し合っている、MNOであるMVNOの契約数を除いた数値となっているので、Y!mobileやUQmobileは除外されています。
う~ん、ユーザー側からしたら、「格安スマホ」でひとくくりしてほしいところですが、そうはいかず。MVNOの定義ひとつとっても、携帯関係はややこしいですね。
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