消費者庁は、旅行や帰省が多くなるこれからの時期に、モバイルバッテリーの事故についての注意喚起をしています。
モバイルバッテリーは、身近なものになっていますが、取扱いを誤ると火災などにつながる危険性があるものです。
発熱によってやけどを負うこともあり、平成25年6月から令和元年6月末までに162件の事故報告があったそう。
帰省や旅行でモバイルバッテリーを持ち運ぶ機会が増える時期。
今一度、取り扱いを確認してほしいと注意を呼び掛けています。
PSEマークがついている?
2019年2月1日からモバイルバッテリーが電気用品安全法(PSE法)の全面規制対象となり、PSEマークの表示が義務付けられています。
PSEマークは、「落下時」や「異常高温」といった誤使用における安全実験を経て表示されるもの。
現在表示されていない製品の流通は禁止されていますが、義務化以前に購入されたものについて、このマークがついているかどうか、今一度確認してみることをお勧めします。
消費者庁が公表「モバイルバッテリー取り扱いの注意事項」
そのほか、消費者庁が公表したモバイルバッテリーの取り扱いについての注意事項は下記の通りです。
(1)リコール対象製品でないか、リコール情報を確認しましょう。
(2)新規に購入する際は、PSEマークを必ず確認しましょう。
(3)製品本体に強い衝撃、圧力を加えない、高温の環境に放置しないようにしましょう。
(4)充電中は周囲に可燃物を置かないようにしましょう。
(5)膨らんでいる、熱くなっている、変な臭いがするなど、いつもと違って異常を感じたら使用を中止しましょう。
(6)充電コネクタの破損や水ぬれに注意しましょう。
(7)公共交通機関での事故を避けるため、持込規則を確認して、それに従いましょう。
(8)使用済みモバイルバッテリーはリサイクルに出しましょう。やむを得ず廃棄する際には他の家庭ごみと区別して出しましょう。
夏休みの旅行前に一度確認してみてくださいね。
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