ドコモが今夏打ち出した「2トップ戦略」
「GALAXY S4 SC-04E」「XperiaTM A SO-04E」の2機種をを全面に打ち出した販売戦略です。
どの機種を選べばよいかわからないユーザー向けに、これを選べとはっきりさせちゃおう、という戦略のようですが、どうなんでしょうね。
価格を買いやすいものにして、ユーザーを誘導するとのことですが、価格重視のユーザーを狙うのなら、わざわざ2トップと謳わなくても、価格を買いやすくするだけで、そこにユーザーの多くは流れていくと思うのですが。この戦略の成果の発表が楽しみです。
さて、そんな2トップの一角を担うサムスン電子がS4の期待外れで、大きな損失を被っているというニュースがありました。
記事によると
7月1日(ブルームバーグ):韓国のサムスン電子 の時価総額は6月に253億ドル(約2兆5200億円)減り、縮小幅は競合するソニーの時価総額を上回った。主力のスマートフォン「ギャラクシーS4」の売上高は投資家の期待に応えられなかった。
とのこと。
この「ギャラクシーS4」はまさにドコモが指定している機種です。
この記事によると、「前機種と大きな違いがないため、S4を購入する相応の理由が消費者には見当たらない」のが一因としてアナリストのコメントをのせています。
実は、2トップのもう片方「XperiaTM A SO-04E」についても、前機種「Xperia Z SO-02E」に高値が付いている模様。
というのも「XperiaTM A SO-04E」が登場したことで、早くも生産終了したそうなのですが、新しく登場した「XperiaTM A SO-04E」は、初心者を対象にした機種とこのとで、機能的には前機種よりも下回っていることが、前機種へと一部のユーザーを走らせているようです。
「Xperia Z SO-02E」は今年の2月9日に発売され、5月末で生産終了となったようです。
約4カ月で「XperiaTM A SO-04E」へと移行したわけですが、今やスマホのサイクルは半年も持たないんですね。
これがAndroidの宿命なのでしょうか。
首尾一貫しているiPhoneに比べて、ロスが大きすぎて、メーカーの負担が重たいように思えます。
大丈夫なのでしょうか、日本のメーカー。
頑張れ!日本メーカー!
<参照記事>サムスン電子、ソニー1社分の時価総額失う-S4が期待外れ
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