ワークマン「冷暖房服」快適ワーク研究所ペルチェベストは1分で冷んやり&あったか

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ワークマンが新しく設立した「快適ワーク研究所」主催の「冷暖房ウエア試着体験会」へ行ってきました。

ワークマン「快適ワーク研究所」とは

ワークマンの新たな組織「快適ワーク研究所」とは、長く元気に働き続ける「労働寿命の延伸」をテーマに、身近で低価格、信頼性のある製品を提案していくために設立されたもの。以前TVでワークマンの売上げの約9割を稼ぎ出している紹介されていた「ビック4」の1人、柏田大輔氏が所長を務め、大企業や有力大学などとコラボ開発していくということです。

ワークマン 冷暖房服 WindCore(ウインドコア) ICE✖️HEATER

そして、そのワークマンの「快適ワーク研究所」が推す新商品が「冷暖房服」WindCore(ウインドコア) ICE✖️HEATERです。

これは、パナソニックの子会社「(株)Shiftall」の技術とコラボし、エビデンスは東北大学病院が担保しているという商品。東北大学病院の中川教授は熱中症予防に関する調査や学術指導、予防ソリューションの開発とエビデンスメイキングを行っている、いわば熱中症のプロです。

一方、技術でコラボしている「(株)Shiftall」は、パナソニックの子会社。パナソニックと聞いて、家電をイメージしていましたが、実はVR・メタバースの領域の商品を開発から販売、サポートまで行っている会社で、メタバースを「温度」で感じる新デバイスを手掛けています。

ワークマン 冷暖房服 WindCore(ウインドコア) ICE✖️HEATERの特徴

そんな3者がタッグを組んだ新商品がワークマン 冷暖房服 WindCore(ウインドコア) ICE✖️HEATER。主な特徴は下記の4つです。

  • 冷房も暖房もこれ1つでOK
  • 1秒で冷え、1秒で温まるスピード力。最大冷却:ー10℃、温熱:+43℃
  • 薄型・軽量
  • 音が静か

それでは詳細を見ていきましょう。

ワークマン 冷暖房服の肝となる「ペルチェデバイス」

ワークマンの冷暖房ウエアと聞いて、まず思い描いたのは、最初は冷んやりするけれど持続性がない、冷感シーツなどに抱くイメージでした。でも、違っていた!

展示されていた「ペルチェデバイス」は、そこに手をおいてみると、スイッチをいれたとたん、はっきりわかる冷たさ。金属の冷たさではなく、明らかに「ペルチェデバイス」は冷たくなります。そして、ずっと触っていても、金属部分が温まることはなく手の冷えは持続されています。

そしてヒーターモードのスイッチを押すと、とたんに暖かくなる!これは期待できると、ウエアの試着へ。

軽い!ワークマン 冷暖房服 WindCore ICE✖️HEATER

ワークマン 冷暖房服 WindCore(ウインドコア) ICE✖️HEATERの基本スタイルは、メッシュ素材のベスト。ベスト自体はとても軽いものです。そのベストの背中部分に「ペルチェデバイス」が、胸ポケットにはバッテリーが入っています。なので、感じる重さはそのデバイスとバッテリーの重量です。

着用はリュックのように前面のバックルでしめる感じ。というのも「ペルチェデバイス」は体に密着していないと、温度を感じにくいとのこと。なので、背中にデバイスを密着させるために、このバックルで調整します。

背中部分の「ペルチェデバイス」の存在はさほど気にならず。これならスーツの下に着用しても表に響かず営業マンにも好まれそう。

ワークマン 冷暖房服 WindCore ICE✖️HEATER を着てみた感想

スイッチを入れるとあっというまにひんやり。背中部分全体が冷えていくのがわかります。体感温度、重さには十分納得。これはいい!

ただ、密着させるために体を締め付けなければならないところはどうなんだろう?という疑問。今回は厚手の洋服の上に短時間の着用だったので、とくに体に負担は感じませんでしたが、気になるのは、薄手の洋服の上に着用となると、ちょうど胸部の肋骨部分にあたってしまうバックル。そして垂れ下がっているコード。また汗をかいたときの着用感はどうなんだろう?といった疑問。着用の順番待ちができていたことに気がせいて、十分に質問できなかったことがちょっと心残りです。

ワークマンの冷暖房ウエアは、将来性があり、期待値が高い

このワークマン 冷暖房服の肝となる「ペルチェデバイス」は、ものすごく将来性を秘めているデバイスです。というのも、様々なバイタルセンシング機器と連携できるため、体調に合わせて自動制御されたり、個人の好みに合わせて自動制御される服というのが視野に入っている!

例えとしてあげたれたのが、心拍・深部温度をセンシングし、熱中症や低体温症との不測の事態を未然に予防したり、AI技術を活用し、天候や気温・室温を感知して好みの温度へ自動制御。調節しなくても、個人個人の好みの環境を自動的に作り出してくれるという服。

ユーザーが温度調節しなくても、着るだけで勝手にちょうど良い温度にしてくれる服が、近い将来登場するかもしれません。

ワークマン 冷暖房服 WindCore(ウインドコア) ICE✖️HEATERは5月発売予定。パッケージ内容は、ベスト、ペルチェデバイス、モバイルバッテリー、取扱説明書で、価格は19,800円(税込)です。

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