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ドコモ、ソフトバンクが危険SMS拒否機能を3月から無料提供

NTTドコモとソフトバンクは1/13、ショートメッセージ(SMS)に送られてくる危険なメッセージを拒否する機能の提供を、3月から開始することを発表しました。

ショートメッセージによるフィッシング詐欺

不正なアプリをインストールするよう誘導したり、個人情報を盗み出そうとするサイトへ誘導したりするショートメッセージ(SMS)による被害が後を絶ちません。

出典:ソフトバンクプレスリリース

フィッシング対策協議会によると、2021年11月のフィッシング報告件数は4万8,461件に上り、深刻な社会問題となっています。

これらのメールは、送信元を偽装していたりするため、見分けることが難しくなっています。

送信元を偽装したSMSの例 出典:ソフトバンクプレスリリース

今までの個々人で対策を行うよう誘導されていましたが、それでは限界があるので、キャリア自体が大元で対策を講じることとなったようです。

ドコモ「危険SMS拒否設定」

ドコモで提供されるのは「危険SMS拒否設定」。フィッシングSMSと判定されたSMSの受信を拒否します。提供は2022年3月中旬(予定)。

ドコモ回線を契約のすべてのユーザー(ahamoを含む)に提供されます。

ドコモ「危険SMS拒否設定」設定方法

自動的に設定されます。申込み・設定不要。料金も無料です。

ただし、「SMS拒否設定」にて「SMS一括拒否」または「個別番号受信」を設定していると、自動適用されません。

また「危険SMS拒否設定」利用を希望しない場合は、提供開始後に「My docomo」の「SMS拒否設定」から設定を変更する必要があります。

ソフトバンク「迷惑SMS対策」

ソフトバンクは、迷惑SMS対策として「なりすましSMSの拒否」「URLリンク付きSMSの拒否」「迷惑SMSフィルター」の新機能を2022年春頃に提供開始予定。

出典:ソフトバンクプレスリリース

「ソフトバンク」「ワイモバイル」「LINEMO」ブランドの回線契約者のすべてのユーザーに提供されます。

ソフトバンク「迷惑SMS対策」設定方法

「なりすましSMSの拒否」と「迷惑SMSフィルター」は自動的に適用されます。申込み・設定不要。料金も無料です。My SoftBank、My Y!mobile、My menuまたは法人コンシェルから設定を変更できます。

さらに、これまで提供されていた「電話番号メール拒否・許可」に、アルファベットでの入力指定が追加されます。これにより、発信元がアルファベットで表示されている迷惑SMSも拒否できるようになります。

今のところ、ドコモ、ソフトバンクのみの公表となっていますが、auも追従するものと思われます。

これらの対策はされますが、すべてのフィッシング詐欺をブロックしてくれるものではありません。やはり最後は個々人の注意が必要ですので、これまでと同様、メールに貼られているURLはクリックしないで、おおもとのサイトから入り直して確認するなどの用心は必要です。

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