10月1日からドコモ、au、ソフトバンクなど大手キャリアのスマホSIMロックが廃止になりました。
スマホのSIMロックとは
いままで、ドコモで購入したスマホにはドコモのSIMカードしか利用できないというように、自社携帯キャリアには自社のSIMカードしか利用できないようにロックがかかっていました。
そのため、手持ちのスマートフォン本体はそのままで、SIMだけを他社に乗りかえるときには、SIMロックの手続きが必要。SIMロック解除には、ショップで行う場合3,000円程度の手数料がかかりました。
それが10月1日からキャリアで販売されるスマホは、原則SIMロックされていないものが販売されることになりました。つまり、格安SIMなど他社への乗り換えがスムーズにできるようになったのです。
9月までに購入したスマホのSIMロック解除には手数料がかかることも
今回のSIMロック廃止に合わせて販売されている機種以外の、2021年9月以前に購入したスマホの店舗でのSIMロック解除には、手数料がかかります。(一部条件を満たせば無料)
ただし、SIMロック解除の手続きを自分でWebにて行う場合は、受付条件を満たしている場合、無料です。
格安スマホなど他社へ乗り換えるときの注意点
SIMロックが廃止になり、気軽に他社に乗り換えができるようになりましたが、注意点もあります。
それは乗り換え先の電波の周波数帯が、手持ちのスマホで対応しているかどうかということ。
どういうことかというと、キャリアにはそれぞれ異なる周波数帯が複数割り当てられています。そのため、A社で購入したスマホはB社の周波数帯に一部非対応ということも。そうすると、通信速度が遅くなったり、つながりにくくなることがあります。
各社とも、対応するかどうか、機種ごとに一覧表で公表しているので、手持ちのスマホが乗り換え先のキャリアの周波数帯に対応しているかを事前にチェックしておいたほうがいいでしょう。
格安SIMはドコモ回線、au回線といったように明記しているところが多いのでわかりやすいかもしれません。
ソフトバンクのスマホは要注意!IMEI制限(IMEIロック)
ソフトバンクのSIMはIMEI(個体識別番号)によって通信可否を制限しています。それがIMEI制限(IMEIロック)。
SIMロックはキャリア(会社)ごとに制限をかけていますが、このIMEIロックはスマホの端末を識別して制限をかけるしくみです。そのため機種によってはソフトバンクのスマホなのに、別のスマホに挿し換えたら使えない場合があります。
このIMEIロックは、ソフトバンクやY!mobileの一部で採用されているので、ソフトバンクやY!mobileユーザーが他社に乗り換える場合は注意が必要です。
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