6/30に総務省が、携帯電話の「SIMロック解除」を各社に義務付ける方針を示しました。
これは、総務省のICTサービス安心・安全研究会が開いた、消費者保護ルールの見直し・充実に関するワーキンググループ(WG)の、当初契約した携帯電話会社以外で端末を使えないように制限をかける「SIMロック」の解除などを盛り込んだ中間とりまとめ案を公表したもの。
利用者が事業者を自由に選べるようにして、高い通信料を引き下げるのが狙いと言われています。
それでは、SIMロックとは何か?から見てみましょう。
SIMロックとは
「SIMロック」とは、契約した通信会社でしか、動作しないように、利用者識別を行う「SIMカード」(ICカード)を使って制限すること。
「SIMロック」がかかっていると、たとえば、ドコモからソフトバンクに乗り換えようとしたら、端末を買い換えなければなりません。
「そりゃ、通信会社を変えるのだから、当然だ」と思われる方もいらっしゃると思いますが、実は「SIMカード」を替えれば、端末自体を買い替えなくても変更は可能です。
SIMロック解除のメリット
では、「SIMロック」を解除するとどんなメリットがあるのでしょうか。
3大通信会社(ドコモ、ソフトバンク、au)の、通信料等、毎月の維持費は、はっきりいって高いです。
しかし、通信会社は3社だけではありません。
「SIMカード」を3大通信会社以外のものに、変えると、維持費が低く抑えることができます。
たとえば、イオンの格安スマホ第2弾は1980円(税別)を見ると、BIGLOBEのSIM「BIGLOBE LTE・3G 音声通話スタートプラン」を使って格安スマホを提供しています。
現在のSIMロック解除方法
現在、この「SIMロック解除」には3000円の手数料がかります。
また、ショップに出向いての手続きが必要です。
この、SIMロック解除に対応している機種は、ドコモ SIMロック解除対応機種(主に2011年4月以降に発売した機種)と、ソフトバンク 一部の対応機種となっています。
SIMロック解除を行うと、動作保証しませんとありますが、故障修理対応は受け付けているようです。
なお、auについては、格安SIMの多くが、ドコモの回線を利用しているものなので、auの機種では、「格安SIM」の利用はできないとされてきました。
なので、auのHP上、現在記載がないようですが、2014年6月にauの回線を利用したau系SIMが登場したので、「SIMロック解除」について追記されるかもしれません。
SIMフリー、SIMロックフリー
一方、最初から「SIMロック」がかかっていない「SIMフリー(SIMロックフリー)」というものもあります。
昨年販売開始された「SIMフリー」のiPhone 5s、iPhone 5cがAppleのオンラインストアで、Nexus 5、Nexus 7がGoogle playストアで販売されています。
SIMカードの種類
「SIMカード」には、主に「標準SIM」「microSIM」「nanoSIM」の3種類があります。
機種によって、どれを使用しているかが異なります。
「SIMカード」「SIMロック」「SIMロック解除」について見てきましたが、概要はおわかりいただけたでしょうか。
次回は、各社から出ている、スマホの維持費が格安になる「SIMカード」について、具体的に見てみたいと思います。
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[…] 初心者にもわかる「SIMロック」スマホ維持費が格安になる「SIMロック解除」 […]