人が亡くなった時(2)葬儀社

こぼれ落ちダイアリー

葬儀社に到着するとすぐに形式が整えられた。

遺体は白木の箱に移され、周りには氷が敷きつめられる。

担当者が手際よく、それでいて遺族にも気遣いながら作業を進めてる。

その担当者がふと近づいてきて

「運転手に心付けを渡してください」と。

 

えっ?

運転手はここの葬儀社の人じゃなかったの?

 

よくわかんないまま、とりあえず、渡された子袋にお金を入れて渡した。

 

その間にすっかり準備が整い、お線香をあげて、事務室へ移動。

 

さて、ここから葬儀のハナシだ。

 

全く知識のない3人対、その筋に詳しい担当者1人。

どう考えても、ほぼ言われるがまま、だぁな。

 

ときどき「戒名は今じゃなくっても、後ででいいよね」とか

わずかな抵抗を見せても

結局は「やっぱ、一緒にお願いした方が楽だ」という結論に達してしまったり。

 

要するに、突然人が亡くなるわけだから、そのあたりの知識をつけようなんて準備はしておらず

葬儀屋のひいたレールに従うしかないわけだ。

 

ただ、戒名というのは、お金を積めば位が変わるなんていうぐらいの知識はあったりしたのだが

「浄土真宗」には階級がないということを初めて知った。

金額的には「浄土真宗」と他の宗派でつける戒名の中間ポジションのものは同等らしい。

今回は無宗派だったので、宗派を決めることになったのだが

「あの世へ行ってまで階級があるのは、嫌だよねぇ」ってことになり、平等だという「浄土真宗」に決めた。

 

ま、ほとんどは葬儀屋が段取ってくれて、金額的な相談が主なんだけど。

 

そこまで決めれば、お通やもお葬式もスムーズに終了することができた。

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