妻は夫をどう思っている?シニア夫婦の関係

近所に、いつも一緒にスーパーに買い物に来ているシニア夫婦がいます。

一方、他人の目も憚らず、口撃合戦で、険悪な雰囲気を醸し出しているご夫婦にも出会ったことがあります。

夫の定年退職後、一緒にいる時間が増えるシニア夫婦。

世間一般のシニア夫婦は、どちらの関係が多いのでしょうか?

シニア向け宿泊予約サービスを提供する(株)ゆこゆこが50代以上の「夫婦」に関する調査を実施したので、見てみたいと思います。

「忍」から「友」に。妻の夫に対する心境

「夫婦関係を表す漢字」は、男性「絆」、女性「友」が1位でした。

それにしても、昨年2014年は、男女とも「忍」が1位だったんですね。

2013年も女性では1位。シニア夫婦の関係を「忍」と思っている夫婦が多かったとは…。

しかし、今年は「絆」「友」と、シニア夫婦の関係が良好に変化しているようで、良かったです。

シニア夫婦1

その漢字を選んだフリーコメントは以下の通り。

■男性
絆:子育ても、介護も、いつも二人で力を合わせて乗り越えてきたから(60代男性)
良くも悪しくも、互いに生活や子育ての戦いに生き抜いた同志としての思いがあるため(60代男性)
一人では暮らせないし、空気のようなものであり、互いを必要として結婚し、今日まで暮らしてきたので
何らかの絆だと思っている(70代以上男性)
和:和気藹々の生活を目標に進んできた。 若い頃は喧嘩もし、よく言い合いもしましたが、その中で目標を見失わずに生活をしてきた(60代男性)
お互い環境が違う中で育ち、妥協は必ずいる(60代男性)
和が大切。時に負けるが勝ち(70代以上男性)
忍:気に入らないことがたくさんあるが、今更文句を言ってもしょうがない(60代男性)
お互いに我慢をすることも必要。年を重ね、喧嘩は一言で終わり(60代男性)
若いときはさほど気にならなかったが、年齢を重ねると忍耐もいる(70代以上男性)

■女性
友:力関係は対等。いつも一緒にいても肩が凝らない(50代女性)
一緒に旅行も行くし、買い物も行く。趣味も一緒に楽しみ、よく会話するし、悩みも打ち明けられる。友達以上に親しい関係(60代女性)
年齢も近く、若い頃から同じ時代を過ごしたことが今はいい思い出。生まれも育ちも全く違い、風習なども違うが、お互いに話し合って考えてきた。お互いの弱点を補い合いながら進んできたと思う。いいときはいい、悪いときは悪いといえる本当の友達みたいな関係かなと思っている(60代女性)
和:「夫婦和合」が第一だと考えるから(60代女性)
残りの人生をのんびりと穏やかに共に生きたい(60代女性)
楽:新婚当時→楽しい!現在→楽チン!(50代女性)
現在は、夫婦ともに退職して「サンデー毎日」なので、自由な自分の空間や時間を持ちながら、楽しいこともいっしょに共有することができるという、とても楽な関係で過ごしているから(60代女性)

読んでいて、ほっこり。

夫婦が良好な関係で、老後を過ごせたら、毎日が自由で楽しそうですね。

生まれ変わっても、今のパートナーを選ぶ人は?

「生まれ変わってもまた今の配偶者と結婚したい」という意見は、男女ともに増加傾向。
男性は44.3%→56.3%、女性で32.0%→43.5%と、ともに上昇しています。

シニア夫婦2

1/4の妻が秘密もち

良好な夫婦関係を見てきましたが、一方「配偶者に秘密がある」人は、23.2%。
男女別では、男性22.7%、女性25.0%に秘密があるようです。

また、年代別では、50代が26.8%、60代22.6%、70代以上19.8%と、高年齢になるほど秘密がなくなるようですね。

シニア夫婦3

個人的には、ちょっとぐらい秘密があってもいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

 

【参照記事】 シニア夫婦に関する調査 2015

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