もしものとき残された人が戸惑わないように。資産遺言アプリ「ウケツグ」

流通ジャーナリスト・故金子哲雄さんが行った、残された者が困らない「終活」を知ってから「終活」というものを徐々に考えるようになりました。

 

私自身、父が亡くなった時、父の遺産を配偶者である母をはじめ、家族がまったく把握できておらず、ずいぶん戸惑いました。

そんな家族の戸惑いをなるべく減らすため、自分の遺産について、遺族に知らせるアプリ「ウケツグ」をご紹介したいと思います。

アプリ「ウケツグ」のしくみ

資産を、誰に継承させたいか、それをリスト化したい人が「ウケツグ」アプリをダウンロードします。

アプリは、資産と継承者を登録するだけの簡単な内容です。

 

登録が済むと、週に1度「ウケツグ」から、スマホに通知が届きます。

その通知ボタンを押すと、遺産登録者が存命であるということを運営会社が把握します。

 

その通知に3週間反応がなかったら、あらかじめ登録してあった、継承者に通知がいきます。

継承者が資産情報を受け取るには、死亡を公的に証明できる書類と継承者の写真入り身分証明書の写真をアップロードが必須になります。

運営スタッフによる目視確認を経て、継承者に情報が渡されるとのことです。

アプリ「ウケツグ」の利用方法

1、アプリをダウンロードします。

2、利用規約、プライバシーポリシーに同意します。

3、自分のスマホの電話番号を入力します。

4、パスワード(8文字以上の英数記号)と、名前を登録

5、登録した電話番号のSMS(ショートメール)に4桁の数字が届くので、それを入力

6、継承者の登録

ニックネームと継承者の電話番号を登録します

7、資産の登録

資産の種別と継承者を登録します。

どこの銀行、証券会社という簡単な登録でOK。

メモもできますが、支店名や名義、口座番号、口座残高等の重要な情報は登録する必要がありません。

資産内容など、具体的な内容は決して登録しないようにしましょう。

(継承者が実際に遺産を受け取るときは、公的な証明書等が必要になります。継承者が手続きを行うべき金融機関等がわかれば十分です)

アプリ「ウケツグ」のデータ削除方法

設定>アカウント>アカウントの削除で行います。

「アカウント削除」ボタンをタップすると、「ウケツグ」に登録されていた情報が削除されます。

アプリを削除しても、登録した内容は運営会社のサーバーに残されています。

登録データを削除したい場合は、アカウント削除を行わなければなりません。

アプリ「ウケツグ」利用の注意点

1、らくらくホンでは使えない

今のところ、iPhoneバージョンしかないので、らくらくスマホなどでは利用できません。

市場に出回っている「シニア向けスマホ」は、AndroidというOSを使ったものです。

このアプリのユーザーはシニアを想定しているはずなのに、なせiOSのみ?

Android版の登場を待ちましょう。

2、携帯を変えて、電話番号が変わったら、情報を継承できない

電話番号による端末認証のセキュリティのため、電話番号が変わったら、情報を継承できないとのこと。

シニアにとって、面倒な登録が一番のネックだと思いますが、これを再度しなければなりません。

3、継承者の電話番号が変わった場合、第三者に通知がいくことも?

継承者の電話番号の変更については、今のところチェック機能がないとのこと。

携帯の電話番号は使い回しされるので、登録者が継承者の電話番号の変更を知らない場合、赤の他人に死亡通知がいってしまうことも。

(遺産情報については、受け取るには公的証明書が必要なので、第三者にいくことはありません)

4、登録できない継承者も

SMSによる認証が必須なので、データ通信のみで利用している継承者は登録できません。

スマホは月々の利用料金が高いので、維持費を抑えるために格安SIMへ移行している人が若者を中心に増えています。

 

さらに、総務省が、5月からSIMロック解除義務化を公表したので、この流れが加速すると思われます。

データ通信のみの契約が一番安く、データ通信契約でも、IP電話を利用すれば通話も可能なため、SNS認証できないスマホ利用者が増えるのではないかと思います。

 

ということは、LINEのみでつながっている子供、孫は継承者として、登録できないかもしれません。

(LINEは登録時SMSが必要ですが、一度アカウントを作成したのちは、SMS不要のアプリです)

 

 

遺産はデリケートな内容。存命中、家族といえども詳細については教えない、という人が多いのではないかとおもいますので、良いサービスだと思います。

ただ、デリケートな内容を扱うにしては、発展途上のアプリという印象を受けたので、個人的には熟成を待ってから、利用したいと思います。

 

 ウケツグ公式サイト

 

 

 

 

 

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