痴漢の疑いをかけられ、線路に逃走するケースが相次いで報道されていますね。

 

5月には線路に飛び降り、入ってきた電車にはねられて死亡する痛ましい事故まで発生。

痴漢は決して許されない卑劣な犯罪ですが、息子をもつ母としては、子供が心配です。明日は我が身の痴漢冤罪。息子が痴漢に間違えられた場合の対処方法と対策を確認しておきます。

「駅員室へは行ってはいけない」は、なぜ?

痴漢冤罪にあったら「駅員室へ行ってはいけない」ということが広く知られています。

しかし、なぜ行ってはいけないのでしょう?

潔白なら、現場でも、駅員室で説明しても、さほど違いはないように思いますが。実はそこが落とし穴のようです。

「駅などで痴漢に間違えられた場合、いったん駅事務室に行ってしまうと、ベルトコンベアーに載せられるように警察署に連れて行かれ、そのまま現行犯逮捕の手続きを取られてしまいます。

自分の言い分を聞いてもらおうとか、被害を訴えている女性と話し合いをしたいとか考えても、駅の事務室でそれができる機会は、絶対にありません。したがって、駅事務室に行かないことがまず重要です」

(出典:弁護士ドットコム

このときに、真っ先にしなければならないのが、目撃証言を得ること。その場ですぐに近くにいた人を撮影するなどして目撃証言者を確保することが大切とのことです。

お笑い芸人のパンサー向井さんも、目撃証言によって、痴漢冤罪を免れたというハナシをされていましたね。

痴漢冤罪防止ナビ

弁護士の監修のもと作られた痴漢冤罪防止アプリ。

動画による映像、音声の録画機能、痴漢 冤罪 時のナビゲーション機能が備わっています。

ダウンロード:Android版

勾留されたら「職を失う」現実!書類にはサインせず48時間が勝負

駅員室へは行かないのがベストですが、不幸にも駅員室へ連行されてしまった場合、そのまま警察署へ引き渡されます。ここでは勾留される前の48時間が勝負。直ちに弁護士とのコンタクトが必要です。

警察署では、取り調べが行われ、調書にサインを求められます。

この調書にサインしてしまうと、警察が調べたことをすべて認めたことに。つまり、痴漢を認めたことになります。

48時間が過ぎ、そのまま勾留されてしまうと10日間は外部に出ることができません。10日休むためには職場への連絡は必須。ここまできてしまうと、痴漢で逮捕された従業員をかばってくれる職場はほとんどなく、失職してしまうケースが多いそうです。

痴漢は冤罪でも起訴されたら有罪率99%超の「強制わいせつ罪」

その後起訴されてしまうと、有罪率99%超という現実が待っています。痴漢冤罪での逮捕は、多くが現行犯逮捕。そうなると冤罪は「やってないこと」を客観的に証明しなければなりません。「ない」ことを証明するのは、「ある」ことを証明するよりもはるかに困難だろうことは、素人にも想像に難くありませんね。

痴漢冤罪対策は、早い段階で弁護士を呼ぶこと

痴漢の疑いをもたれたときは、なるべく早い段階で弁護士とコンタクトをとることが一番の解決策。味方となってくれるのは、弁護士。とにかく弁護士を呼びましょう。

「そうは言われても、弁護士って、どうやって呼べばいいの?」

弁護士に知り合いがいない場合、どうやってコンタクトすればいいのでしょうか?

痴漢冤罪での弁護士の呼び方

弁護士の呼び方にはいくつかの方法があるのでチェックしてみます。

当番弁護士を呼ぶ

逮捕された人ならだれでも利用できるのが、当番弁護士制度。当番弁護士制度とは、逮捕された人が弁護士を1回無料で呼べる制度です。

依頼は家族でも本人でもOK。

家族が依頼する場合は、逮捕された場所の弁護士会(当番弁護士連絡先一覧)に連絡します。

本人が依頼する場合は、警察官、検察官または裁判官に「当番弁護士を呼んでください」と申し出れば、当番弁護士に会うことができます。

しかし、無料でできる範囲に制限があり、引き続き依頼する場合は、料金が発生します。

無料アプリからトークで連絡

「弁護士トーク」

「弁護士トーク」はスマホ無料アプリ。登録している弁護士にトークを送ることができます。電話を受け付けている弁護士もいるので、緊急の場合は、電話で連絡することも可能。アプリを通しての相談は無料です。

ただし、実際に面談するなど、アプリ外では有料となります。

ダウンロード:Android版  、 iOS版

LINEトークで相談

アトム法律事務所は「LINE」上で、無料の法律相談を行っています。アトム法律事務所(@atombengo)のアカウントを友だちに登録するだけで、何回でも、24時間365日好きな時間に弁護士にトークで無料相談できます。

ただし、電話相談は現在行っておらず、無料となるのはトーク相談のみ。実際に面談すると有料となります。

弁護士保険に加入し、弁護士に依頼

弁護士費用を負担してくれる「弁護士保険」には、サービスとして、無料で弁護士へ相談できる窓口が用意されています。

電話での相談だけではなく、実際に面会となっても、弁護士費用は保険が負担してくれるので、安心して継続依頼できます。

ただし、保険加入が必要なので、保険料がかかります。

息子が就職・進学で電車で通い始めたら。母親としてしておきたいこと

万が一の事態に備え、親があらかじめできることはどんなことでしょうか?

まずは、子供のスマホに弁護士アプリをインストール、LINEで相談できる弁護士を友だちに登録しておくといいですね。インストール、登録は無料なので、ダウンロードのURLを送るなどして、面倒くさがりがちな男の子でも、すぐに登録できるよう誘導して、スマホ内に入れさせておきたいものです。

弁護士保険は、子供が使えるよう親が加入してもOK

また、弁護士保険は、被保険者を息子にして、親が加入することが可能です。

子供に加入するよう勧めても、これまた面倒だと、後回しにしがち。災難はいつ降りかかるかわかりません。「あの時入れさせておけばよかった」と後悔しないためにも、就職や進学で電車通勤・通学を始めたら、親が加入手続きを完了することをお勧めします。こうすることで、子供はもちろん、親自身も安心できます。

加入したら、弁護士への連絡先や保険証券番号を、子供へ連絡。たとえば、LINEの「ノート」機能を使えば、流れえしまうトーク画面と異なり、必要なときにチェックしやすい状態で連絡できます。

子供は成長するに従い「反抗期」「親離れ」なども相まって、困っていることを親に相談しないケースも考えられます。ただ、ひとりで抱え込む、または相談相手を間違えると、事態はさらに悪化する可能性も。そんなとき、親以外でも相談できる、適切な「逃げ道」を見つけておいてあげることは、大切ですね。