「膵臓(すいぞう)がん患者の4割は、見つかったときにはすでに最も重い”4期”に達している」という恐ろしい結果が公表されました。

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これは、9/26公表された国立がん研究センターの「2014年がん診療連携拠点病院等院内がん登録全国集計報告」によるもの。

膵臓がんは、病気の自覚症状が乏しく、検診での発見が難しいがんと言われています。がんの進行とともに手術が難しくなるため、抗がん剤治療を受ける人が多いそうです。

ガンを予防する6つの予防法

見つかったときにはすでに手遅れという恐ろしい事実。これを避けるために、現時点で判明しているガンの予防策を調べてみました。

ガンは予防できる病気

「がんは予防できる病気」とのこと。

その予防方法は、がんのリスクをできるだけ低く抑えることを目標にしているそうです。これさえ守れば、これを食べれば絶対にがんにならないという方法は、残念ながらまだ見つかっていませんが、リスクを減らすことができるなら、実践したいですね。

現状において日本人に推奨される科学的根拠に基づくがん予防法をチェックします。

たばこは吸わない。他人のたばこの煙を避ける。

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喫煙は、がんリスクを確実に上げると断定されています。喫煙者だけではなく、他人のたばこの煙を吸ってしまう受動喫煙もリスクを上げるものと断定されています。

飲酒

飲み過ぎは発がんのリスクを高めます。飲むなら、節度のある飲酒を。

バランスの良い食事

食事は偏らずバランスよくとることが基本。そのうえで注意するのは下記3点です。
①塩蔵食品、食塩の摂取は最小限に。食塩は1日あたり男性8.0g未満、女性7.0g未満が目安。
② 野菜や果物不足にならない。
③飲食物を熱い状態でとらない。

適度な運動

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ウォーキング(歩行)を1日60分。また、息がはずみ汗をかく程度の運動を1週間に60分程度行いましょう。

適正体重

肥満はガンのリスクになります。一方、やせすぎもがんのリスクを上げること。適正体重をキープすることが大切です。

ウィルス感染

肝炎ウイルス感染検査、ピロリ菌検査と適切な措置を。

発ガンのリスクを上げるもの

たばこ・喫煙

 

肺、口腔(こうくう)、咽頭(いんとう)、喉頭(こうとう)、食道、胃、膵臓(すいぞう)、肝臓、腎臓、尿路、膀胱(ぼうこう)、子宮頸部(しきゅうけいぶ)、骨髄性白血病のガンリスクを確実に上げる原因となっています。

運動不足

結腸がん

肥満

肥満により発がんのリスクが危惧されるのが、食道(腺癌)、結腸、直腸、乳房(閉経後)、子宮体部、腎臓)、飲酒(口腔、咽頭、喉頭、食道、肝臓、乳房)ガンです。

アフラトキシン

保存状態の悪いトウモロコシやナッツ等の穀類に混入していることがあるカビ毒の一種。日本では、食品衛生法により規制されているので、あまり心配する必要はなさそうです。

肝臓ガン

中国式塩蔵魚

中国の一部地域で食べられている特殊な処理をして作る魚の塩漬け。日本で食べることはほとんどないので、こちらもあまり心配する必要はなさそうです。

鼻咽頭ガン

発がんのリスクを下げるもの

野菜・果物

非でんぷん野菜

ほうれん草、小松菜、チンゲンサイなどのデンプンの少ない葉物野菜は、口腔・咽頭・喉頭がん、食道がん、胃がんの発ガンリスクを下げる可能性があります。

アリウム野菜

ニンニク、ニラ、ラッキョウ、ネギ、タマネギ、アサツキなどネギ属の植物は、胃がんリスクを下げる可能性があります。

食物に含まれる葉酸

膵臓がんのリスクを下げるものとして食物に含まれる葉酸があります。葉酸を多く含む食品は、レバー、緑黄色野菜、果物です。ただし、調理や長期間保存すると酸化によって葉酸は壊れるため、新鮮な生野菜や果物を摂取するのが良いでしょう。

食物に含まれるカロテノイド

カロテノイドは黄、橙、赤色などを示す天然色素で、多く含む食品としては、緑黄色野菜、マンゴー、柿、すいか、とうもろこし、赤唐辛子、わかめ、ひじき、えび、かに、いくら、鮭、鯛、卵黄などがあります。口腔・咽頭・喉頭がん、肺がんのリスクを下げる可能性があります。

食物に含まれるリコピン

前立腺がんのリスクを下げるものとしてリコピンがあります。リコピンは赤色の天然色素で、多く含む食品としてトマト、すいかなどがあります。

運動

身体活動が高いと、がんだけではなく心疾患の死亡のリスクも低くなります。身体活動量を保つことは、健康で長生きするための鍵といえそうです。

 

日本人のためのがん予防法

細胞ががん化する仕組み